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前世で俺は死んだ。

そして転生して今度は学園の教師へ。

前世の記憶が戻ったのは高校生3年の頃。

その時は錆兎の事なんか考えた事も見たこともなかった。 そして俺と錆兎は前世、小さい頃から恋人同士だった事を思い出した。

でも前世を思い出してから、錆兎はいつか現れてくれると信じてた。

だがそれも過ぎ。

既に高校生の時から6年の歳月がたった。

冨岡義勇

我妻。髪を染めてこいと何回言ったらわかるんだ

我妻善逸

だから地毛なんですってば!

我妻善逸

冨岡先生前世の記憶あるなら分かってますよね!?

冨岡義勇

…教師として一応言ってるだけだ

我妻善逸

あ。そうですか

冨岡義勇

…。

我妻善逸

そういえば今日入学式ですね

冨岡義勇

あぁ

我妻善逸

そんな無愛想じゃなくてちゃんと愛想良くして今から印象良くしとけば後々楽じゃないですか?

冨岡義勇

…表情を作れない

我妻善逸

くっそこのクールイケメンが!!!!

冨岡義勇

…。

我妻善逸

無反応やめて…。

冨岡義勇

そんな事していたら式典に遅れる。

冨岡義勇

行くぞ

我妻善逸

このスーツ着ても様になりやがって…

入学式が始まる。

冨岡義勇

『…新入生の皆。入学おめでとう。』

俺ははやくおわらせたい。その一心で少し早口に捲し立てた。

冨岡義勇

『以上。』

そしてその後はあまり覚えておらず、式典が終わった。

冨岡義勇

俺はひとつ静かにため息をつき、体育館をあとにした。

我妻善逸

え?

我妻善逸

挨拶前でしたのに錆兎さんのこと探してなかったの!?

冨岡義勇

…早く終わらせたかった…

我妻善逸

嫌まぁいいんですけどなんで俺に行ってくるんですか

冨岡義勇

…炭治郎は…、情に浸かりすぎて泣き始めるから

我妻善逸

あぁ〜〜(納得 )

冨岡義勇

だから我妻が丁度いい

我妻善逸

あぁそれは光栄です〜

我妻善逸

嫌でも前に出たのに探さないのは勿体無いですって

冨岡義勇

…うむ…

我妻善逸

いやうむじゃなくって

冨岡義勇

…すまん

我妻善逸

えっなんか怖っ

冨岡義勇

下校時間だ

冨岡義勇

帰れ

我妻善逸

はぁ!?人を散々呼び止めといてそれですか!?

冨岡義勇

炭治郎が待ってるぞ

我妻善逸

え?…あ、ほんとだ

我妻善逸

帰ります!!

慌ただしく我妻は炭治郎の元へ戻る。

冨岡義勇

…俺も帰るか。

ザッ…。

冨岡義勇

寒いな

門を出ようとしたその時

義勇!!

聞き覚えのある声と義勇と呼ぶその人物。

冨岡義勇

!!!!

冨岡義勇

さ…びと…?

錆兎

義勇!あぁ…やっと会えた…

冨岡義勇

どうして…

錆兎

今年入ってきたんだ

冨岡義勇

錆兎…

自然と涙が溢れる。

錆兎

泣くなよ義勇…

錆兎

俺だって耐えて……ッ

錆兎も泣き始めた。

錆兎

ッ、…、ただいま。義勇
(やっと逢えた)

冨岡義勇

ぐすっ、…おかえり、錆兎…!
(やっと見れた)

俺らは優しくお互いを確かめ合うようにキスをした。

❦ℯꫛᎴ❧

や っ と 逢 え た 愛 し い 人

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