メンタル保たれてるうちに 物語書くお
えチは書く気になれないから ちょっと待ってね
日曜日一日中模試で リレー見れないのしんどい
深夜枠だったら見れるかなって思ったけど 流石に模試前オールは出来ねえ
青
あ、お、おんぶって…そんな、!
青
だいじょぶ、です…
黄
…だって立てないんだろ?
青
あ、え、あ…、まぁ…
青
でも僕重いですし、
黄
僕よりちっちゃいくせに何言ってんだよ
黄
ほら、乗れ
青
あ…ありがとう…ございます…、
黄
怖かった?
青
…まぁ、
黄
ごめんな、助けるの遅くなって
青
いえ…
桃
元はと言えば俺のせい、だからな
桃
すまん
青
さとみくん何も悪くないよ、
赤
まぁ…会長ところちゃんの距離近付いたし
赤
良かったじゃん
黄
…は?
青
な、何言って…ッ//
桃
え、どゆこと
赤
…あ、
赤
ナンデモナイデス
黄
僕たち生徒会室戻るけど
黄
莉犬とさとみくんは?
桃
俺帰る
赤
俺もさっき資料終わらせたからー、
赤
さとみくん一緒に帰ろ
桃
え?いいけど
赤
るぅとくんころちゃんまたね〜
青
ばいばぁい
もう9月だというのに まとわりつくように暑い
じめじめした空気と 日頃の憂鬱で心が重く 隣にいる莉犬も何も言葉を発さない
桃
あっちー、
桃
ほんとに9月かよ…
気まずさを誤魔化すように 俺は口を開いた
赤
俺の知ってる9月の夜はもっと涼しいぞ…
桃
いや分かる
またすぐに沈黙の時間がやってくる
赤
ねえ、
今度は莉犬の方が沈黙を破った
桃
ん?
赤
るぅとくんところちゃんってさー、
桃
うん、
赤
好き同士だと思わない?
桃
正直、
桃
めっちゃ思う
赤
ころちゃんは割と分かりやすいんだけどさ、
桃
問題はるぅとだよな
赤
何でころちゃんあんなに分かりやすいのに
赤
るぅとくん気付かないかな…
桃
俗に言う鈍感って奴だろ
赤
鈍感にも程があるっつーんだよ
桃
え、やっぱりさ
桃
生徒会メンバーから見ても
桃
るぅとはころんのこと好き?
赤
んー、だと思うよ
赤
前々から女の子を好きになれないって話は聞いてたから…
桃
ふーん、
桃
アイツら付き合ったら激アツだけどなぁ
赤
ね、笑
赤
見てみたいわ
こうして俺と莉犬による 作戦が幕を開けたのだった
青
あの…、
青
わざわざありがとうございます
黄
ん、別に…
お礼を言って それぞれの席に着く
青
会長かっこよかったですよ
黄
はぁ?笑
少し、 本当に僅かだが
会長の頬が緩んだ
照れている証拠
僕が会長をいちばんよく見ているから
照れると笑って誤魔化す癖も知っている
そしてその笑顔が 僕をまた惹き付けるのだ
無限ループで まるでドツボにはまっているよう
これも会長の作戦なのではないか なんて考えてしまう
黄
おーい…
青
え、あっ、はい…!!
青
…ッッ!?//
いつからだったのだろう
目の前に片手で頬杖をついて 僕を見つめる会長がいた
黄
ぼーっとしてたから
黄
何考えてんのかなって
青
別に、
青
会長のこと考えてたなんてこと無いんですからね
黄
…言っちゃってんじゃん
青
あ、え…っ、?
黄
分かりやすすぎ、笑
黄
この資料終わったら帰ろ
青
え、
青
一緒に?
黄
莉犬もいないし…
黄
たまには2人きりでも良いだろ
青
は、はい…!
黄
ふ〜っ、疲れた…
青
お疲れ様です
生徒会室を出た彼は “会長”ではなく 1人の“男子高校生”に見える
会長としての彼を見慣れた僕にとって 少し新鮮な姿だ
黄
じゃあ…また明日ね
青
はい、また
黄
ばいばい、(にこっ
青
…ほんとずるい、
暑さも忘れてしまうほど 彼の笑顔は爽やかだった