文化祭1日目
モブ視点
俺はただのモブだ。
花の国、一般家庭出身、 王立魔法学園1年のただのオタク陰キャ。
この優秀な学校に通えてるだけの優秀さはあると思うが、
この学園の優秀さはレベチな為、
つまり、ここでは俺は凡人である。
そして、学年一のモブでありオタクであることを自負している。
オタクである俺が推しているのは、
この学園で1番優秀な班、通称、
“irregulardice”
ちなみに名付けたのは俺だ。
なんでこう呼んでるかって?
irregular=やばいくらいに優秀で尊い
dice=6人
だからである。
因みに、実はこの6人を推してる生徒は他にもいる。
そりゃそうだ、
優秀・顔良しのこの方々を推さない人なんているわけが無い。
そして、
最推しという概念はこの世に存在しているものの、
ただし、俺は箱推しだ。
それぞれの推しポイントも言える。 今ここで言ってやろうか
りうら様 →第1学年の首席、優秀でイケメン ノリが良くこんなモブオタクにも優しい 推せる
ほとけ様 →最強加減がとてもかっこいい つよつよのイケメンかと思えば意外とアホキャラ 可愛い
初兎様 →闇を抱えてる感じがかっこいい 笑うとすごく優しい、え、好き ギャップの神様
ないこ様 →生徒会長様っっ!尻に敷かれたい! 規律を守る姿が大変良き かっけぇ
いふ様 →最強感がただひたすらにかっこいい 大人な雰囲気がすごく好き 何かえr……
悠佑様 →真のアニキ、もはやお母様、そこが好き 料理、魔法、何でも出来る。ご飯作ってほしい。 一生着いていきたい
0.0000001%だけ語るとこんな感じだ。
そして、こんなオタクの俺に朗報が舞い降りた。
先日、文化祭のラインナップを見ていた。
17班、メイド喫茶
それを見て、
思わず頭がフリーズ、 宇宙への扉にオープン&GOした。
そして次の瞬間叫んだ。
ピャァァァァァァァ!
死ぬかと思った。
命日だろうか。
あのかっこいい6人がメイド服
温度差で死んでしまう。
無理だ。
生きて戻ってこれる勇気は無いが、 メイド喫茶へ進む足が止まらない。
もはや留まることを知らない。
俺はどうすればいいんだ。
おそらくこの先の俺には尊死の道しか残されていないだろう。
俺はひとつのドアの前で立ち止まり…………
恐る恐る、そのドアを開けた。
モブ
次の瞬間、視界に飛び込んできたのは、
りうら
メイド服のスカートの1部をつまみ、 上目遣いでこちらを見るりうら様。
モブ
ナチュラルに死ねる。
りうら
モブ
りうら
りうら
この萌え萌えオムライスっ!
モブ
りうら
モブ
え、にゃんって言った?
にゃんって言ったよね?
死んでいい?
マジ可愛いんだが
え?
りうら
悠祐
りうら
悠祐
りうら
きゅんとか、ご主人様とか……
悠祐
りうら
悠祐
悠祐
ほとけ
あなたのハートにラブ注入っ!
初兎
………どこの席がええ?何?僕の膝?
ないこ
照れちゃいますってっ!
オムライスにハートを描くほとけっち、
ツンデレ感を見せながら客に詰め寄るしょにだ、
距離をゼロ距離まで縮め、可愛らしい仕草をする現生徒会長。
りうら
りうら
悠祐
悠祐
名家の跡継ぎ息子と生徒会長がやってるんやぞ……
りうら
りうら
りうら
悠祐
悠祐
If
If
りうら
悠祐
無言で料理を作り続けるその姿勢。
悠祐
りうら
りうら
りうら
悠祐
悠祐
りうら
If
りうら
りうら
りうら
モブ
モブ
やべぇ可愛い
萌え萌えとか言ってる
りうら
うわ照れてる
照れながら頑張ってる
死ぬ?俺
俺の今日の最終ミッション死ぬ事だったりする?
りうら
いや食べたい。
召し上がりたい
切実に美味しく頂きたい。
正しくはオムライスではなくメイドの方を。
モブ
ぎこちなく描かれたオムライスのハート。
バカ可愛い。
え、これ誰作ってんの?
悠祐先輩?いふ先輩?
え、無理、
こんなん俺なんかが食べていいの?
注文を終え厨房の方へ戻ってゆくりうら様。
振り返りざまにこちらを見てウインクしてた。
死にてぇ。
文化祭、2日目。
グラウンド前方では、屋台やら何やらが開かれ、
後方では結界を張り、魔法戦の観戦が行われている。
左方では花火の準備が行われ、
右方ではライブ会場設置されている。
文化祭は2日にわたって行われ、
1日目に出し物をした班は 2日目を自由時間とし、
1日目を自由時間とした班は 2日目に出し物をする決まりとされている。
俺らは2日目が空き時間のため、
適当に校内を見たあとグラウンドへ来ていた。
初兎
ほとけ
ないこ
りうら
ないこ
ライブは軽音サークルのやつで、
魔法戦は自由参加。
りうら
If
悠祐
If
ほとけ
ないこ
結界を破壊する大魔法を使って観客を驚かせた。
If
悠祐
初兎
アホやんww
りうら
ないこ
ないこ
りうら
悠祐
If
ないこ
ほとけ
初兎
りうら
ないこ
りうら
次回、
文化祭2日目
星夜空
星夜空
星夜空
星夜空
星夜空
星夜空
星夜空
星夜空
星夜空
んな漢検の勉強してる暇なんてねぇよ……
星夜空
星夜空
どうか許してください。
星夜空
星夜空
星夜空
徐々に最終章に向かっていきます。
星夜空
そっから特に入れたい行事も無く。
星夜空
星夜空
星夜空
主が日常系書くの得意じゃなくて。
星夜空
星夜空
星夜空
まだまだ続きます。
星夜空
こっからが本番です。
星夜空
星夜空
星夜空