僕の知らない同棲生活

休止中のメンバーが出ます

苦手な方は自衛をお願いします

今日は俺の

過去の話をしようか

その時俺は高校1年生だった

赤、黄、橙、の3人の弟と

小さい頃から面倒をみてくれた 年の離れた兄、紫くん

計5人で何不自由なく暮らしていて

幸せだった

はずなのに

俺はこれまでに無い不安を感じていた

数時間前

従兄弟の青とその両親が乗った車が事故にあったことを聞いて家を飛び出した

何よりも大切で愛おしい

そんな青を失うかもしれないのに

幸せなはずがなかった

そんな言葉、根拠もないくせに

と思いながらも信じて願うことしか俺にはできない

ガラッ…

数日後

俺は青に会いに行く

ある話をするために

ガラッ

ガラッ

そして数日後 俺たちは共に暮らすことが決まった

最初は、ショックでご飯も食べられなかった

まあ、そうだよな、

辛いよな…

そんなある日

ｺﾝｺﾝｯ

ガチャｯ

青は、その場に立ったまま

何も言わなかった

ただ、俺を見つめて…

それは、孤独を感じる目だった

ギュッ…

この日青は、不安を全部吐き出してくれた

それから、1年後

青もこの生活に慣れてきた頃

今日はみんな用事があって

青と留守番だ

相変わらず俺にベタベタなのは変わらない

そんな青が堪らなく、

愛おしい

信じられなかった

だって、

俺も好きだから

だから、青も俺を好きで

これ以上にない幸せだった

ボトッ

どうか、この時間が続きますように

そう願っていたのに

神様は

許してくれなかった

俺は、

この家で暮らす次男

青とは仲が良かっただけ

決して恋人では無い

俺はそう選択した

でももう

もう無理だ

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