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#恋愛
真冬の花火🐢🐢🐢🐢🐢
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コメント
2件
コメント失礼いたします! 個人的に💛🤍が💙さんを取り合う構図が大好きなので読んでいてとても楽しかったです。 素敵な作品をありがとうございました。
今思い返してみるとなぜあんなに腹がたったのか分からない。 寝不足だったから?疲れていたから?レコーディングが心残りだったから? 笑顔を向けられているのが自分じゃなかったから? きっと全部正解で、全部不正解なんだろう。 そして俺の行動は間違いなく全部不正解だった。
それはいつもの日常で起こった。 楽屋での待機時間。あちこちでくだらない会話が繰り広げられ、笑い声が響く。 本当にいつもと何ら変わらない光景だった、のに。
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やってしまった。そう思った時には既に遅かった。周囲の空気が凍る。慌てて太智を見ると驚いた表情から一気に傷ついた表情に変わっていく。もともと水分量が多くてきらきらとしている瞳に、じわじわと涙がたまっていくのが分かった。やばい。そういうつもりじゃなかったのに。
Y.J
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太智の目から堪えきれなかった涙が頬を伝って落ちた。それと殆ど同時に太智が楽屋から飛び出していく。柔太朗がその背中を追いかけるように駆けていく。一瞬こちらを睨んでいったように見えたのは気のせいだろうか。何もできず立ち尽くしていると、見かねたのか勇斗に肩を叩かれた。
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とりあえず追いかければ?そう背中を押され楽屋を出る。人気のない場所に目星をつけあちこち探していると、めったに使用されていない非常階段の近くで聞き覚えのある声が聞こえた。なんとなく物陰から覗いてみると、太智と柔太朗が向かい合っているのが見えた。柔太朗の背中に隠れて、太智の表情はよく分からない。
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不意に柔太朗が太智を引き寄せた。
S.D
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なんとも自然な流れで睫毛をとって、頬に残る涙の痕も拭う柔太朗は王子様像そのものという感じだ。丁寧で優しい手つきに太智がくすぐったそうに笑うのが聞こえる。
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急に二人に振り向かれて驚いて物音を立ててしまった。パチリと太智と目が合う。ふと視線が揺らいだのが分かって胸がぎゅっと締め付けられそうだった。
Y.J
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柔太朗が去り際に太智に聞こえないように「いっこ貸しだからね」と言っていった。どこまでも強敵だなとつくづく実感させられた。
Y.J
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何も思ったのか、気まずくならないようにという太智なりの配慮なのか単純にテンパっているのか早口で息継ぎもしないようなマシンガントークが飛んでくる。でもそれも太智の魅力だし、絶対にこっち側を悪くしないような言葉選びに、未熟な自分が嫌になる。それと同時に太智という存在がもっともっと愛おしくてたまらなくなった。
Y.J
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おいでの「で」が言い終わらないうちに勢いよく太智を引き寄せて抱きしめた。あまりの勢いに驚いたのか太智の体が固まっているのが分かる。
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本当はいつまでもこうしていたかったけど、そうもいかない。体を離すと、ニカっと笑う太智と目が合った。やっぱり太智には笑顔が似合う。ずっと笑っていてほしい。出来れば俺の隣で。太智が笑っていられるような存在でありたい。
S.D
Y.J
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太智は冗談のつもりだったんだろうけど、ありがたくその提案に乗っかる。なんの躊躇もなく手をとるときょとんとしていた。そのままぐいぐい引き連れて楽屋へ戻っていく。楽屋に戻ると案の定揶揄われたけど、そのおかげでいつもの雰囲気に戻っていった。賑やかな空気の中ぱっと目が合った。照れたようなはにかむ笑顔にまた心を奪われるのだった。
Y.J
END