囚われ姫の秘密の恋

過去編

私はもともと庶民出身

小さな田舎町で

お母さん、お父さん、弟

そして私の4人で暮らしていた

それはそれは幸せだった

でも

ある日家に帰ると

いつも玄関まで来てくれた弟が来ない

リビングに近づくにつれ

母と父の泣いてる声が聞こえた

ドアを開けた

目に止まったのは

泣いている両親と

血だらけの弟だった

まだ当時6歳の私に

この状況に理解が追いつかない

ただただお父さんは泣いていた

これ以来私の幸せが

全部崩れた

その後弟は亡くなっていた

....あれから数日経った

目の下は真っ赤に腫れ上がっている

お父さんは私のために

無理して笑ってくれていた

なんてたわいの無い話をしていたら

嫌な鳥肌が立った

もうこれ以上私から何も奪わないで

そんな私の思いは届かず

シーン

私の見た光景は

お母さんとお父さんが

首を○っている状態だった

ただただ泣き叫ぶしか無かった

その声を聞いた近所の人が

駆けつけて救急車を呼んだ