親が亡くなってからも
地獄は続いた
おば1
ヒソヒソ
おば2
ヒソヒソ
親戚や地域の人達が集まって
誰が私を引き取るかという話をしてる
おば3
私の家は無理よ~笑
おば3
ただでさえ息子がいるのに
おば3
これ以上増えるなんて
おば1
私もよ
おば2
えぇ
おぢ1
どうするんだ
シーナ
(誰1人私の意見なんて聞かないのね)
シーナ
(もう、うんざりよ。)
そこから
ただ他の子より顔がいいからと
○○王国の王が私を引き取った
そして私はこの城に
閉じ込められている
初めて会った時から
外に出る事は禁止された
シーナ
(あぁ懐かしい笑)
メイ
お嬢様
メイ
昼食の準備が出来たそうです
シーナ
分かったわ、
そこからはずっと朝食と一緒
変わらない一日
シーナ
もう夜ね
シーナ
(布団に入る)
シーナ
おやすみなさい。
フワッ
シーナ
寒い....
シーナ
(なんで風が..?)
シーナ
(目を開ける)
?
うぉっ
?
バレちった
シーナ
え、誰?
ベランダの柵に
1人の男が座っている
?
ん?俺?
?
俺はな
?
怪盗ユウキだ
シーナ
怪盗ユウキ?
ユウキ
はぁ?俺の事知らねぇの
ユウキ
有名な方なんですけど
シーナ
ごめんなさい
シーナ
外の事はあまり知らなくて
シーナ
悪い人なの?
ユウキ
まぁ世間から見ればそうだな
ユウキ
てかここ人いたんだな
ユウキ
窓空いてんの見たことねぇし
シーナ
...そうね
シーナ
私を閉じ込めているもの
ユウキ
ふーん?
ユウキ
あっお前の名は?
シーナ
シーナよ
ユウキ
シーナか
ユウキ
いい名だなニコッ
シーナ
ふふっ笑ありがとう
シーナ
それより怪盗さんはどうしてここに?
ユウキ
もちろんここの城の宝を盗みにね
ユウキ
だから誰もいない部屋から入ろうとしたんだけど
ユウキ
まさかいるとは
シーナ
宝...ね
シーナ
なんだか楽しそう
ユウキ
楽しそうってw
ユウキ
ここの城の人が言っちゃダメだろ
シーナ
私はそもそもこの家の人間じゃないから
ユウキ
そっか
ユウキ
ま、俺は気にしないぜ
シーナ
えっ?
ユウキ
ん?ま、とりあえず
ユウキ
俺は失礼するな
シーナ
あ、うんまた
私は驚いた
皆私の事は関心がなくて
この家じゃ無いことを言えば
どこかに言ってしまうのに
シーナ
おかしな怪盗さん笑
シーナ
また会いたいな