行かないで…

時計24時34分

唐揚げゼンマイ:晴れるかな？ あげとりあし:晴れるかな？ ささくれ大魔王:晴れるかな？ 俺:晴れるかな？

配信開始

唐揚げゼンマイ:晴れた！ あげとりあし:晴れた！ ささくれ大魔王:晴れた！ 俺:晴れた！

唐揚げゼンマイ:ちゃんと聞こえてるお あげとりあし:聞こえてるー ささくれ大魔王:聞こえとるよ 俺:聞こえてるンゴ

数時間後

‐𝐆𝐚𝐦𝐞 𝐨𝐯𝐞𝐫‐

唐揚げゼンマイ:惜しかったよね あげとりあし:頑張れ ささくれ大魔王:あとちょっと 俺:大丈夫、大丈夫！まだ終わっちゃいないさ アンチ:下手くそかよ‪w

いつもなら気にしなかったのにアンチなんて でも今見てしまった見えてしまったんだ ”下手くそかよ‪w‪” なんて罵詈雑言が こんなの気にしなくてもいいはずなのにね 今は見たくない、言われたくない言葉 ほら、みんなに気づかれる前に 取り繕って元気に見せないと

唐揚げゼンマイ:じ甲斐田〜！ あげとりあし:じ甲斐田！ ささくれ大魔王:じ甲斐田！ 俺:じ甲斐田！！ アンチ:早く帰れよw

配信終了

時計を見て

時間が経ち

そして研究内容をまとめることに 没頭しすぎてしまう

ドッタンバッタン

ガチャ

パタン

ガチャ！

部屋に入ると全員が冷たい目で甲斐田を見る

僕本当に何もしてないのに…… なんで？どうして？

みんなからの視線が怖い 僕を見ないで、そんな怖い目で…… 逃げたい 逃げ出してしまいたい

もちさん……社長…… 助けて…誰でもいいから

あ、これダメかも 社長は眉間に皺を寄せながら悲しそうな顔してる もちさんは俯いててちょっと震えてる 僕がいるだけで大切な人達を悲しませて、る……？ 僕がいるから…？やっぱり僕はいない方が良い…？

ガチャ

パタン

ダッダッダッ

僕はただひたすら走った

ガチャ

パタン

ｶﾞｻｺﾞｿ

カチカチカチ

ｽｩｰ

分かってるこんなことしたって 痛いだけ 何も感じないただひたすらに 痛いだけってこと

でもこうしていないと…… 耐えられない気がして仕方ない

みんな僕を軽蔑するような目で見てたな… そりゃそうだよね、、、 でも僕何もしてないよ……？本当に

ねぇ

不破さん、僕どうすれば良い？

このまま生きてていいの……？ 分からない もう自分じゃ分からないよ…

こんな時、不破さんなら 慰めてくれるだろうか、、、 「晴はそんなことしないやろ」 「俺は晴のこと信じる」 って、言ってくれるだろうか

何も考えたくない 誰か 誰か僕のこと信じてよ…

唐揚げゼンマイ:いだはるはそんなことしない あげとりあし:本当に…？ ささくれ大魔王:まじか…… 俺:(　ﾟдﾟ) アンチ:さっさと消えろ アンチ:気持ち悪