感情の無い僕

朝の4時ちょっと過ぎ

それは実験をしていた時の僕の起きる時間

4時をすぎたら勝手に起きてしまう

だから朝ごはんを作ろうと思う

初めてだけどできるかな

朝になったら朝ごはんを作ると紫さんが言ってたのだ

それは多分､､僕の仕事だから

血が出てきた、

どうしよう、、？？

命令されなきゃ動けないっ、

いまのどこが笑えたんだろう、？

笑ったらどんな気分になるのかな

そう言って赤さんは自分の腕を見せてくれた

その腕には言葉が出ないほどの傷が沢山あった

いじめ。聞いたことがある、

殴られたり蹴られたり悪口言われたり

そんなのほんとにあるんだ、

赤さんはほんとにちゃんと全部話していた

自傷癖があること作り笑いをしてしまう癖があること

話を聞いている人達は涙目になっていたり

赤くんを抱きしめたりしていた

もし僕が実験台じゃなかったら

この場に紛れて赤くんを励ませるのかな、？

僕には感情も気持ちも何も無いから、

空っぽだから何も出来ないな