病院でリルは症状を聞かれ、精神的なものだということで児童精神科を紹介され、母親のステアと一緒に児童精神科に行くことになった。
児童精神科医
学校では緊張のあまりうまく話せないのですね?
ステア
はい そのように言っております 緊張でうまく行動もできないようです
児童精神科医
おじょうさんは感受性がとても鋭いのでしょう 心を落ち着ける薬を処方しておきます
ステア
はい ありがとうございます
児童精神科の看護師
お大事にして下さいね
ステア
何か食べて帰りましょう もうお昼だからお腹が空いたでしょう?
リル
うん お母さん 心配かけてごめんなさい
ステア
あなたは確かに感受性が強いのよ 良く泣いたし 怖がりだったわ
ステア
そういう気持ちをコントロールできないのね 勉強も苦手だから
リル
うん……ごめんなさい
ステア
今は仕方がないわ もっと成長すれば落ち着くかも知れない 今日は好きなものを食べていいわよ
リル
わあ ありがとう グラタンとクリームソーダとチョコレートバナナパフェが食べたい
ステア
わかったわ 注文しましょう
こうして 病院は嫌だったけれど そのごほうびにリルはレストランで食事をしたのだった。学校へ行くよりも楽しかった。