TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

しにがみ

行きますよ?

ぺいんと

うん

五十嵐

はい

いつの間にか明るくなった空に 飛び立つと眠っていた魔獣達も飛び起きる

ぺいんと

予想どうり寝てたな

しにがみ

ぺいんとさん!早く行きましょう!

ぺいんと

そうだな!

五十嵐

追ってきますよ!

スピードを上げてると、陸から空から 昨日より増えた魔獣達が追ってくる ずっと気になるっていたことがあるなんで 本能で動く魔獣が連携しているのか…

しにがみ

あの方かな…

ぺいんと

ん?

しにがみ

なんでもないです!

ぺいんと

なぁ…これって来ても良いところ?

しにがみ

分かりません…

五十嵐

ここは…南の国

五十嵐

生命の谷です…

ぺいんと

来たらダメな場所じゃん!

しにがみ

早く出ましょう!

ぺいんと

しにがみ?!

しにがみ

へっ…?

ぐらっと力が抜け崩れる 回らない頭に困惑しながら体を引っ張る 重力に任せて落下していく

しにがみ

(水…?)

しにがみ

(温かい…眠たくなってきた…な…)

目を閉じようとまぶたを下げると 何かが飛び込む音と白い手が伸びてくる

しにがみ

ゲホゲホ…!

目を開けると優しく笑うトラゾーさんが 僕を抱え水から上がっていた

しにがみ

トラゾーさん…?

トラゾー

意識はあるんですね、良かった

しにがみ

ここは…?

トラゾー

ここは生命の谷の底、
普通の魔物なら消滅してしまうほど
神の力に満たされた空間です

しにがみ

トラゾーさんは大丈夫なんですか?!

トラゾー

はい、冥界出身なので
神の力には耐性があります!

しにがみ

そっか、冥界にも神様は居るから…

トラゾー

はい、もうすぐ皆も来ると思いますよ

渡された鎌を抱きしめると ぽわっと淡い光に包まれ濡れた体が乾き 温かい何かに包まれた感覚になる

ぺいんと

しにがみ!!

五十嵐

大丈夫ですか?!

しにがみ

水に着地したんで怪我無いです!

ぺいんと

良かった…!良かった…

五十嵐

トラゾー様…

トラゾー

ん?

五十嵐

私の不注意でお2人を危険に巻き込んで
しまい、誠に申し訳ございません

トラゾー

五十嵐さんがやらかすなんて珍しい

五十嵐

不覚ながら深傷を負ってしまい…

五十嵐

判断が出来なかった始末でございます

トラゾー

…連絡出来なかったのは?

五十嵐

何者かの精神干渉を確認しました
恐らくは主様に不満を持つ者と…

トラゾー

天界の主神達ねぇ

かなりマズイ状況なのか話を聞いた トラゾーさんは顔をしかめ何かを考える 素振りをした

トラゾー

とりあえず五十嵐さんは
力ほとんど残ってないですよね?

五十嵐

はい…

トラゾー

じゃあ兄貴の所に戻って伝えてください
それまでなんとかします

五十嵐

はっ、お気をつけて

体が崩れると五十嵐さんは消えてしまった 異様な緊張感に思わず息を呑む

トラゾー

とりあえず移動しようか

ぺいんと

瞬間移動と出来ないの?

トラゾー

出来るけどバレる可能性が高い

ぺいんと

そっか…

しにがみ

そういえばなんで魔王が産まれた場所に
神の力が充満してるんですか?

トラゾー

分かりません

トラゾー

でも、魔王の根源は闇へと落ちた神
だとか聞いたことありますよ?

ぺいんと

昔話であったよね、しにがみ

しにがみ

えっと…?

ぺいんと

心優しい主神が悪魔に騙されて
堕落して魔界に魔物を産み出したやつ

しにがみ

お父さんが言ってましたね

トラゾー

案外魔界に伝わる逸話は
本当なのかもしれませんねぇ

ぺいんと

ね、図書館の本を見れば分かるかも!

しにがみ

今度調べてみますか!面白そうですし!

ぺいんと

そう言えばどこ目指してるの?

しにがみ

ずっと歩いてますよね

トラゾー

クロノアさんと合流するために
ポイントまで歩きます

トラゾー

この谷はクロノアさんが監視してるん
だけどその時に使ってるポータルに…

トラゾー

隠れて…!

岩陰に隠れると足音が近づいている 巨大な黒い狼と黒い犬の獣人が歩いてきた

トラゾー

行ったな…

しにがみ

なんですかあの獣人…?

トラゾー

俺の兄弟です

ぺいんと

兄弟?!

トラゾー

俺の弟達だよ、全然似てないけどな

トラゾー

3人で冥界の門を守ってたんですよ

しにがみ

はい

トラゾー

俺は長男だから群れを束ねるボスに
ならないといけないんですよ

トラゾー

それが気に入らなかったのか
冤罪で群れを追放されたんです

ぺいんと

ひど…

トラゾー

それで弱って消滅しかけてるときに
クロノアさんに助けてもらってさ

トラゾー

恩返ししたいって言ったら
なら、俺の側に居てって言われてさ

ぺいんと

じゃあ実の兄弟ではないの?

トラゾー

うん、クロノアさんが魔王を倒す時に
契約した魔法生物とらべぇってのが

トラゾー

クロノアさんを裏切ってね長年
捕獲されてたんだって

トラゾー

俺が衰弱してる時にそいつの魔力を
全部俺に入れたから実質兄弟

しにがみ

なるほど

しにがみ

魔力の根源が同じだから
実質兄弟ってことなんですね!

ぺいんと

なるほどな!

ぺいんと

そのとらべぇはどうなったの?

トラゾー

魔力全部吸い取られたから消滅したよ

ぺいんと

今のクロノアさんの魔力は
なくならないの?

トラゾー

あぁ供給場所がなくなったから?

ぺいんと

そう、大丈夫なの?

トラゾー

大丈夫だよ
殺した相手から吸い取るから
loading

この作品はいかがでしたか?

31

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚