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三ツ谷、夢の中

三ツ谷

ここは....またあの気持ちいい場所...

三ツ谷

久々だ...

三ツ谷

心地いい....

三ツ谷

でも、前と違って...

三ツ谷

今は少し....

怖いな.....

三ツ谷

......深くまで沈んでいたのに

三ツ谷

随分抵抗してきちゃったなぁ

三ツ谷

もう少しだったのに....

三ツ谷

いや、諦めない

三ツ谷

まだ私は消えてない、

三ツ谷

絶対に三ツ谷君は連れていく

三ツ谷

ふふふっ、楽しみね。三ツ谷君

ゴポゴポッ

三ツ谷

...............

三ツ谷の夢の中場面が変わる

三ツ谷

(ここは........)

男の子

大っ嫌い!

三ツ谷

(ん、子供、喧嘩か?)

三ツ谷

「僕だって!〇〇くんなんか嫌いだ!」

三ツ谷

(!?何だこれ、口が勝手に)

男の子

あーそうかよ!

男の子

もうお前なんか絶交だ!

男の子

もう遊んでやんねぇからな!

三ツ谷

「え、まって!〇〇!」

男の子

着いてくんな!

三ツ谷

(どうなってるんだ、俺の意思に反して身体がかってに....)

三ツ谷

(あれ、よく見たらこれ俺の体じゃねぇ)

三ツ谷

(なるほど、これ夢か....リアルだなぁ)

三ツ谷

「まって、謝るから」

三ツ谷

「絶交なんてやだ!」

男の子

俺が嫌いなんだろ!

男の子

あっちへ行け!

男の子

ついてくんな!

男の子が道路の方へ走り出す

パッパー!!!? (大型トラックが信号無視してはしってくる)

三ツ谷

「!!!?」

三ツ谷

「危ない!〇〇!」

男の子

はっ!?

三ツ谷

「どんっ(男の子を思い切り道の向こう側に押す)」

三ツ谷

(えっ...)

キキーッ!!!!?

グチャッ!!

男の子

あっ.....あっ....

男の子

ぁあああああああ!!!!!

三ツ谷

うぁぁぁぁああぁああああ!!!!!

ドラケン

ビクッ!

ドラケン

三ツ谷!どうした!

三ツ谷

ど、ドラケ...俺....ガタガタガタ

ドラケン

大丈夫

ドラケン

落ち着け、、深呼吸だ、

三ツ谷

ハァ...ハァ....俺、トラックに跳ねられて...

三ツ谷

身体....あちこち痛い....

ドラケン

自分を見失うな、

ドラケン

それはお前の中にいるやつの記憶だ

ドラケン

お前じゃない

ドラケン

飲み込まれちゃダメだ、三ツ谷

三ツ谷

俺じゃ....ない....

ドラケン

あぁ、お前は三ツ谷隆、その他の誰でもない...

ドラケン

俺の唯一の親友だ

三ツ谷

ドラケンの....親友....

三ツ谷

三ツ谷...隆...

三ツ谷

俺は、三ツ谷隆

ドラケン

そうだ、ゆっくり落ち着いていけ、

それから1時間くらいして、三ツ谷は落ち着く

三ツ谷

ありがと...もう落ち着いた

ドラケン

よかった、

ドラケン

びっくりしたな。

ドラケン

大丈夫大丈夫、いつでも俺がそばにいるから。俺がお前のこと守ってやるよ

三ツ谷

ありがとう

ドラケン

今回はどんな夢を見たんだ

三ツ谷

俺が、知らないガキになってて、

三ツ谷

視点は俺なのに、身体や口は勝手に動いて喋って

三ツ谷

まるで俺自身が幽霊になって取り付いてるみたいだった

ドラケン

そっか

三ツ谷

その夢の中で、知らない男の子と喧嘩して

三ツ谷

その子が道路に飛び出して行ったのを助けるために、身体が勝手に動いて、それで...

ドラケン

もういい、充分だ

ドラケン

んでも、その道路って....どこだったか詳しく覚えてるか

三ツ谷

うん。でも俺の知ってる限り、そこは確か

ドラケン

夕刻に男の子の飛び出してくる幻が見え、事故が多発した事から通行禁止になった、〇〇公園脇の道路....ちがうか?

三ツ谷

なんで

ドラケン

三ツ谷の証言と表情から全てがいっちしただけだ。

ドラケン

明日そこ行くぞ

三ツ谷

え、嫌だ!

ドラケン

なんで?

三ツ谷

行ったら....何かが変わる気がする

ドラケン

何かがって

三ツ谷

もうドラケンと居られなくなるような、そんな....嫌な感覚がするんだよ

ドラケン

...........

ドラケン

安心しろ、俺は離れていかないから

三ツ谷

ほんとに..

ドラケン

あぁ、絶対約束する

ドラケン

だから、あしたもがんばろうな。三ツ谷

三ツ谷

うん

俺は三ツ谷から聞いた話を元に、わかったことをすぐ真一郎くんにすぐ伝えた。

翌日

三ツ谷

痛い......痛い....グスッ...あちこち痛いよ...

ドラケン

もう少し待とうな

ドラケン

すぐ新一郎くん来るから

噂の道路に着くなり、三ツ谷は関節の節々を掴んで痛い痛いと痛みを訴えた。その痛みを例えると、全部の骨が反対側に曲がったように痛いらしい。心配になってくる

真一郎

わるい、遅くなった。

三ツ谷

痛い...真一郎くん...早く何とかして...

真一郎

・・・ドラケン、この症状はいつから

ドラケン

着いてすぐ....関節が反対に曲がってるみたいにいたいみたいだ

真一郎

事故った時の痛みが三ツ谷にそのまま伝わってるのか、早くしないと

ドラケン

おぅ、あと頼んだ

真一郎

んでも、

ドラケン

どうした?

真一郎

・・・・ここに来たはいいけど、

真一郎

ここにきたからって、その友達が居ないことには何も出来ないんだよな。

ドラケン

はぁ!?

真一郎

今みつやの中にいるの奴の条件は、「友達に謝りたい」

真一郎

だっただろ?

真一郎

場所は分かれば何か手がかりが分かると思ったんだけど

真一郎

それが全く分かりそうにねぇ....

ドラケン

どうするんだよ、このままじゃ今日はもう三ツ谷もたないぞ!

真一郎

わかってる!だからあせってるんだよ!

真一郎

くそっ....どうすれば.....

男性

あのっ、

真一郎

え、あ、はい

男性

随分慌ててますが、大丈夫ですか?

真一郎

はい、大丈夫です。少し友人が具合悪くなって

真一郎

ちょっと焦ってただけです。

男性

大変ですね

男性

大丈夫ですか?

三ツ谷

痛い、痛い、、、、

男性

........〇〇くん...?

三ツ谷

えっ???

男性

あぁ、ごめんね。

男性

君を見てたらなんか、昔無くしてしまった、私の友人を思い出してね、

三ツ谷

誰ですか...そr...フッ

三ツ谷

.........

三ツ谷

「.......〇〇くん?」

男性

!?.....どうして私の名前を

三ツ谷

「僕だよ.....〇〇」

男性

!?

男性

ほ、本当に.....〇〇くんなのか

真一郎

おじさん....もしかしてあんたがその子の喧嘩して別れた友人か?

男性

どうしてそれを

ドラケン

驚かせてすみません。

ドラケン

俺たちは、コイツに取り付いた幽霊を祓う為にここに来たんです

真一郎

その霊が言うには、あんたと喧嘩したまま別れたから、ちゃんと謝りたいっていう心残りがあって、あの世に行けないみたいだ

男性

謝りたいって、

三ツ谷

「〇〇くん.....」

男性

っ......

三ツ谷

「ごめんね、.....あの時嫌いなんて言ったのは嘘なんだ....本当は今でも大好きなんだよ...もう僕の身体....なくなっちゃったから、何も出来ないけど、ちゃんと謝りたかったんだ。本当に....本当にごめんなさい......」

男性

何言ってるんだよ.....謝るのは私の方じゃないか!

男性

あの時私がそのまま犠牲になっていれば!お前は今も生きてたかもしれないのに

男性

私が飛び出したから....そもそも私がお前に酷いこと言ったから

男性

済まなかった....本当に悪かったよ

三ツ谷

「.......ふふっ、あの時から、すぐそうやって僕に譲ってくれたよね。そんなところは、おじいちゃんになっても変わらないね」

男性

〇〇

三ツ谷

「許してくれて、仲直りしてくれてありがとう」

三ツ谷

「じゃぁ、先に行くね!」

三ツ谷

「あんまり早くこっちに来たら、許さないからね」

男性

まってくれ、〇〇!私はまだ

三ツ谷

「ありがとう、僕の友達でいてくれて」

三ツ谷

スウッ.....ガクッ

真一郎

どうやら、おじさんの友人は無事にあの世に行けたみたいだな

真一郎

おじさん、礼を言うぞ

男性

...........ハハッ

男性

お礼を言うのは私の方だよ

男性

.....ありがとう、君たちのおかげで。私も、ようやく生きる希望ができたよ....

男性

ずっと、友人を殺してしまったと後悔して生きてきた。孤独と暗い人生だった

男性

やっと、何もかもから解放された気がするよ.....

男性

本当にありがとう

真一郎

いえ、俺らは何もしてません

ドラケン

強いてお礼をいうならコイツにしてやってください

三ツ谷

.......うっ....んっうぅ...(気絶しながら魘されてる)

ドラケン

コイツは、沢山の悪霊に取り憑かれて、それを祓う為にここに今日は来たんだ

ドラケン

身体を取られることは、尋常じゃない生力を吸われる。

男性

そうなのかい、それじゃ。今度はその子が起きてる時に、また改めさせてもらうよ。

男性

じゃぁね

おじいちゃんその場を去る

真一郎

・・・

真一郎

これで今回は一件落着か、3日は休ませろ。負担が大きい。来るって言っても止めるんだぞ、堅

ドラケン

わかった。

その日俺は真一郎くんに言われるがまま、三ツ谷を連れて帰って休ませた。 三ツ谷は夜中にまた心スポ徘徊をしようとするもののそれ以外ピッタリ3日間起きることは無かった。

つづく

この作品はいかがでしたか?

552

コメント

7

ユーザー

推し達最高0(:3 _ )~気になる👀最高👍😁✨

ユーザー

はぅっ(*ˊཫˋ*)とうと、とうとい…

ユーザー

めっちゃ感動するやつだった… ハピクロさんの小説読んでてすごく面白いから続きがめっちゃ気になる…

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