TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

三ツ谷

う゛ぅ......んんっ....ハァハァ

ドラケン

まだ魘されてる....

真一郎君に休ませろって言われてからそこ3日...三ツ谷はずっと魘されてて起きることはなかった。時に誰かを呼ぶような声も聞こえるけど、小さすぎて誰を読んでるのか分からなかった。

三ツ谷

うぅ....__、、ごめ...なさ...

ドラケン

......早く目を覚ましてくれよ、三ツ谷

夢の中

三ツ谷

(.....ここは....)

????

三ツ谷ー!早く行かねぇと遅刻すんぞ!

三ツ谷

「あっ!待てよ___」

三ツ谷

(あ、また口が勝手に.....)

????

ったくしょうがねぇなぁ!

????

妹たち大丈夫だったか?

三ツ谷

「うん!風邪もなおって今日はちゃんと保育園に預けられたぞ」

????

よかったな!

三ツ谷

(これは....あいつの記憶)

三ツ谷

(嫌だ....思い出したくねぇ)

三ツ谷

(夢なんだったら早く覚めてくれ)

????

じゃぁ2日も休んで身体訛ってる三ツ谷を鍛えてやらないとな!

????

学校まで走るぞ!

三ツ谷

「は!待てよこの鬼が!」

????

なんとでもいぇー

三ツ谷

「あー今日も部活つかれた」

????

お前ほんとすげぇよな、なんでも出来て

三ツ谷

「俺からしたら強いお前の方が羨ましいよ、それでいて自由だし!」

????

自由って、そんないいもんじゃないぞ?

????

毎日退屈するし

三ツ谷

「好きなことができるだけいいじゃん」

????

ハイハイ、お互いないものねだりの話はやめようぜ

三ツ谷

「だな、」

三ツ谷

「あ、俺こっちだから!またな!」

????

おぅ!きおつけろよ!

三ツ谷

(嫌だ、嫌だ嫌だ!)

三ツ谷

(お願いだから出してくれ)

三ツ谷

(ここからだせよ)

三ツ谷

(思い出したくねぇ)

三ツ谷

(やめてくれ、夢なら覚めてくれ!)

三ツ谷

うぅ....い...やだ

三ツ谷

......助けて...

ドラケン

三ツ谷

三ツ谷

やだ.....やだ......

ドラケン

三ツ谷!?

三ツ谷

んっ.....はっ!

ドラケン

三ツ谷、大丈夫か?

三ツ谷

ドラケン.....ここ...現実....

ドラケン

あぁ、ずっと魘されてたけど大丈夫か?

三ツ谷

.........

三ツ谷

昔の....

三ツ谷

思い出したくない記憶の夢見てた

ドラケン

ドラケン

そりゃ....災難だったな

ドラケン

身体は大丈夫か、三ツ谷3日寝たきりだったぞ

三ツ谷

どおりで身体が硬いわけだ

ドラケン

ははっ、軽いストレッチしたら飯食いに行こうか

三ツ谷

おぅ

それから数日して、三ツ谷の除霊も着々とすすみ、いよいよ最後の強敵、1番初めに取り憑いた女の霊を除霊する時がやってきた。

ドラケン

いよいよ今日だが、準備はいいか

三ツ谷

うん。この日の為に頑張ってきたんだから

三ツ谷

それに、早く家族やみんなにも会いたいし

ドラケン

そうだな、

三ツ谷

もう覚悟は出来たよ

三ツ谷

行こっか

ドラケン

おぅ

真一郎

おぅ....ついにやってきたみたいだな

三ツ谷

うん

三ツ谷

今までお世話になりました。

三ツ谷

今日でお別れですが、よろしくお願いします

真一郎

さみしいこというなって。
じょれいがおわっても、定期的には遊びにきていいから

三ツ谷

ありがとございます

ドラケン

真一郎くん。なるべく早く

真一郎

おぅ、そうだな

真一郎

じゃぁ二人とも、中へ

三ツ谷

はい

部屋に入ると米やロウソク、酒などで陣が作られている。

三ツ谷

これは.....初めて見ましたね

真一郎

今回の最後のやつは結構強いからな。最悪無理やり引かはがすかもしれねぇからそのための結界みたいなもんだ

真一郎

準備が出来たら中に入れ

三ツ谷

スゥ...ハァ.....

三ツ谷

(今日で今までの努力が報われる。最後なんだ。踏ん張れおれ)

ドラケン

三ツ谷...大丈夫か?

三ツ谷

フゥ...大丈夫。いこう

ドラケン

おぅ...

2人が陣に入る

真一郎

じゃぁ今回は本格的な除霊を行う

真一郎

始めるぞ

シャン (お祓いに使う鈴を慣らす)

真一郎

シャンシャンシャン

三ツ谷

.......(今のところ...何も起きない。どうなって....)

ドクン

ドラケン

始まった

三ツ谷

あっ...ガハッ......苦し....い...助けて....

ドラケン

・・・ごめん

ドラケン

ガシッ(三ツ谷を抑える)

三ツ谷

なんで...離して!離せ!

ドラケン

苦しいよな...少しだけ...少しだけ耐えてろ

三ツ谷

離せ!離せ!離せぇぇぇぇ!

三ツ谷

!?

三ツ谷

ガクッ(大人しくなる)

ドラケン

・・・入ったのか?

真一郎

あぁ、今完全に三ツ谷は女の中に入った。俺たちは外から三ツ谷が取られないように援護するぞ

ドラケン

おぅ

意識の中

三ツ谷

.....(ここは)

三ツ谷

ビクッ!?

三ツ谷

ゴボッゲボっゴボゴボゴボ!!!

三ツ谷

(息ができない)

あら、やっとまた来てくれた

三ツ谷くん

三ツ谷

!?

三ツ谷

ガボボボゲボゴボゴボゴボ!!!

三ツ谷

(なんで!ここなに!怖い)

三ツ谷

(怖い怖い怖い!誰か助けて!)

三ツ谷

(ドラケン!真一郎くん!)

あーでもいつもの三ツ谷君じゃないな

私が私の完璧な三ツ谷君にしてあげたのに

また最初っからやり直しかぁ

三ツ谷

(なに、なんの事)

ふふっ、じゃぁ一緒に深いところもまで沈んじゃおうか

三ツ谷

(やだ!そんなことしたら!死んじゃう!)

ギュッスゥゥゥ

女の霊が三ツ谷を抱きしめたまま水のそこに沈んでいく

三ツ谷

ゴポゴポゴポゴポゴガポゲポ

三ツ谷

(息が...!苦しい...)

三ツ谷

(助けて)

三ツ谷

(誰か!)

ふふっ...助けを呼んでも誰も助けてくれないわよ

だってあなたはずっと1人だったもの

三ツ谷

(違う!そんなことない!)

ほんとにそう言える?

最近あなた周りを避けてたじゃない

友達も家族もみんなあなたを忘れてきるわよきっと

三ツ谷

(え、そんな....)

私はあなたをずっと忘れない

だからね、私と一緒に行きましょ

このまま水の深く深いところに

三ツ谷

.............

三ツ谷

(みんな....わすれる....)

三ツ谷

(ドラケンも真一郎くんも......)

三ツ谷

(みんなみんな俺を........)

三ツ谷

ゴポゴポッ

三ツ谷

(あ、もう息が....ははっほんとに俺もうダメなんだ....)

三ツ谷

(もう何もかもがどうでもいい)

三ツ谷

(このまま沈んだ方が気持ちいいな)

三ツ谷

(ごめんな.....最後まで手伝ってもらったのに)

三ツ谷

(.......ドラケン)

????

隆!!!!!?

三ツ谷

!?

三ツ谷

(この声は...).

????

諦めんな!

????

ここまで一緒に!

????

一緒に頑張ってきたじゃねぇか!

????

お前は強い!

????

こんな奴なんかに負けねぇよ!

????

三ツ谷!手を伸ばせ!

????

お前はまだこっちに来ちゃ行けねぇよ!

三ツ谷

(.......け...ん)

三ツ谷

ググッ(手を伸ばす)

三ツ谷

(け.....ん......)

三ツ谷

(.....けん)

三ツ谷

(助けてくれ.....)

堅!!!?

????

グッ(手を握って引っ張る)

三ツ谷

ゔゔっ...ゲホッケボ...息が....苦しい....

ドラケン

三ツ谷しっかりしろ

ドラケン

真一郎くん!やっぱり三ツ谷には無理だ

真一郎

まだだ!

ドラケン

でも!

真一郎

黙って三ツ谷を信じろ

三ツ谷

グッ...け...ん

ドラケン

!?

ドラケン

その呼び方....

三ツ谷

たす....けて.....

ドラケン

.......ギュゥ

ドラケン

隆!

ドラケン

諦めんな!

ドラケン

ここまで一緒に

ドラケン

ここまで一緒にやってきたじゃねぇか

ドラケン

お前は強い

ドラケン

こんな奴に負けねぇよ

ドラケン

お前はまだこっちに来たらダメだ!

ドラケン

手を伸ばせ隆!

ギュッと力ずよく三ツ谷の手を握る

三ツ谷

んっ...堅.....

三ツ谷

キュッスッ(目を開ける

ドラケン

!??

ドラケン

三ツ谷

三ツ谷

グッゲホッケホ

三ツ谷

助け...息が...

渡さない....この子は私の!!

真一郎

オーオーやっと正体を見せて来たか

もう少しだったのに、邪魔しやがって

真一郎

あいにくこちらわ仕事で依頼されたものでね

真一郎

三ツ谷のからだから出てもらう

いやよ!!

わたさない!

絶対出て言ったりなんかしないわ!

真一郎

なら仕方ない、苦しくない方法にしようと思ったけど、しょうがないよな

真一郎

スッスッスッ

真一郎

ピタッ(三ツ谷の額に触れる)

三ツ谷

ビク!

三ツ谷

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!

ぃやああああああ!!!!

ドラケン

真一郎君!!

真一郎

邪魔すんな堅!

真一郎

黙って三ツ谷を抑えてろ!

三ツ谷

あ゛あ゛あ゛あ゛っ!ぐっいだいいだいいだい!

ドラケン

ごめんな、三ツ谷

いや!やめなさい!そんなことしても私はこの子から離れないわよ!

真一郎

だから今無理やり引き剥がしてるんだろ

そんなことしたらこの子がどうなるか分からないわよ!

真一郎

承知の上だ!

真一郎

シャンシャンシャン(鈴を鳴らし続け)

三ツ谷

がぁあああいだいいだいいだい

三ツ谷

やだ!もう嫌だ!

真一郎

三ツ谷!こいつに心を許すんじゃねぇ!

三ツ谷

いだい!!!もういい!もういいから!

三ツ谷

痛いの嫌だ!苦しい!頭が割れそう!

ドラケン

三ツ谷...頑張れ、大丈夫だから

三ツ谷

いやだっ!離せ!離せぇ!

いやぁあぁぁぁぁ!

やめて!やめなさい!

真一郎

辞めねぇよ!

真一郎

(あと少し、あとすこしで)

ぁああああ!!
(ガタンバリンガシャン)←周りのものを落とす

真一郎

(出てきた!いまだ!)

真一郎

俺の御霊に宿りし守護神よ、この世にさまよいし悪霊を消滅させよ!

真一郎

はぁあああ!

いやああああああああああああああああああ!

シュウウウウウウウウ

悪霊は姿を消した。

三ツ谷

うっ.....はぁはぁはぁはぁ

ドラケン

三ツ谷、もう大丈夫、大丈夫だから。

三ツ谷

ど、らけん....

真一郎

もうお前を苦しめるやつは誰もいなくなった。よく頑張ったな

三ツ谷

うん、うん.....怖かった

三ツ谷

辛かった...苦しかった....

三ツ谷

ありがとう...ありがとうございます....

三ツ谷

うっ...うぅ....うぁああああああああぁぁぁ

ドラケン

ギュッよしよしほんとによく頑張った...おつかれさん

三ツ谷

ああああああ

真一郎

フッ(一時はほんとにどうなることかと思ったけど、何とかなってよかった。)

しばらくして落ち着いた頃

真一郎

おつかれさん。三ツ谷

三ツ谷

あはは、お恥ずかしいところをすみません

真一郎

いいって、お前の分身の式神は後で回収しておく

真一郎

今日からもう元の生活に戻れるぞ

三ツ谷

そうですか、

三ツ谷

良かった

ドラケン

..............

三ツ谷

元生活に戻れるって!やったなドラケン!

ドラケン

..................

三ツ谷

ドラケン?どうしたんだ黙って

真一郎

ドラケン....お前の口からちゃんと言わねぇとわかんねぇぞ

三ツ谷

え?なにかあったの?ドラケン

ドラケン

三ツ谷......ごめんな.....

三ツ谷

なんだよそんな急に改まって

ドラケン

もう俺は.....お前とは一緒に居られない

ドラケン

隆......サヨナラだな......

そう言い放った途端ドラケンの身体が姿を変える

三ツ谷

え?どういうこと?

この作品はいかがでしたか?

558

コメント

14

ユーザー

こらーー!!ドラケーーーン!!三ツ谷様を置いていくんじゃないぞ!!?

ユーザー

えっえっえっなになにドラケン…??いやだよ?

ユーザー

どういうことだ…?これは…トゥルーかバトエンの予感しか…

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚