わたしは 相田 佳奈
21歳のフリーターです
今日は、わたしの高校生の頃からの友達の話をします。
わたしがるなと出会ったのは
高校2年の頃。
わたしの通っていた高校は、
農業高校でクラスは5クラスあり
熱帯園芸科、緑地土木科
畜産科、食品製造科
そして生活科学科
わたしは生活科学科に入っていました。
るなは畜産科で、クラスも離れており接点は全くありませんでした。
しかし、2年生になったら選択授業というものが新しく加わり、
自分の学科とは別の授業を受けることが出来るのです
わたしは同じクラスの仲のいい友達を誘いましたが
二人とも音楽を選択すると良い、諦めようかと思っていた所
同じクラスの子達も何人かわたしの選択したい科目を選ぶと話していたので
わたしはその子達と食品製造の授業を受けることにしました。
そこで、知り合ったのが
るな
るなは、食品製造科に行きたかったらしいのですが倍率が高かったので低い畜産科に入ったそうです。
男勝りだけど小さく天然で可愛らしい女の子でした。
わたしのクラスの子達と同中だったらしく仲良さそうに話していました。
わたしたち生活科学科の女子数名とるなと緑地土木科の男子数名と畜産科の男子数名がこの授業を選択したみたいでした。
るなとは少しずつ話すようになりました。
メアドも交換して、
放課後や休みの日には2人でチャリに乗って出かけたり遊んだりしました。
楽しかった。本当に。
まだ、今も高校生の頃に使っていたガラケーを持っていて
たまに電源を入れてるなとのメールのやり取りを読み返しています
この子は、泣き虫なわたしを
笑わなかった。
入学当時、わたしは初めて何百人もの人がいるのを間近で見ました。
わたしの地元は
沖縄の離島で
田舎でした。
人口約2.000人程度です。
今は内地の人が移住してきてて昔より多少増えてると思います。
中学までしかなかったため、高校に入学すると共に実家を出ていきました。
まぁ、船で40分もすれば帰れるんですけどね。(笑)
慣れない土地で、学校で、わたしは不安で毎日泣いていました。
生まれて初めて自己紹介というものを知り、みんなは慣れているのか普通に笑い要素も取り入れながら行っていました。
わたしは、怖くて…
みんなの視線がわたし一人に来るんです。
それが、初めてで…すごく怖くて…
わたしは思わず泣き出してしまいました。
もちろんみんなは
わたしを見て
「あいつなんで泣いたの?(笑)」
「変人(笑)」
困惑してる人もいれば笑ってる人もいました。
その日から、わたしはぼっちでした。
話を戻しましょうか、。
わたしはるなと出会い、変われたんです。
高校を卒業し、わたしは内地の専門学校へ入学しました。
本当はるなも一緒に行くことになっていたのですが
合格したけど急遽別の専門学校に行くことにしたそうです。
るなは、本島の1年間だけの専門学校へ。
離れ離れになったけど、お互い連絡はし合ってました。
それから、1年ちょいかな?
わたしが専門2年生になった頃
るなから、大量のLINEが来ていました
朝それに気づきLINEを開くと何十件もの通知がありました。
見てみると、
KANA
KANA
KANA
わたしは、
これを見た瞬間
涙が出ました。
怖かった。けど、
わたしはどうすればいいのか、分からなくて…
どう弁解しても、
るなは、聞く耳を持ってくれませんでした。
それからというもの、
わたしは悩み悩み、悩んだ結果
彼氏と別れました。
それをるなに告げると
LINEのプロフが真っ黒から元の写真に戻り
ひとことも変わってました。
KANA
KANA
るなるな
KANA
KANA
るなるな
そして、専門を卒業し
色々就職とか辞めたりとか
繰り返して、
今に至ります。
それで、わたし
今すごく悲しいのです。
あの子はいつからか、わたしのことを見下す態度をとるようになったのです。
今年の夏頃、るなはわたしの家に居候することになりました。
親に地元に帰ってこいと言われたらしく(前は祖母の家に居候していたらしい)
わたしは、引き留めようか悩みました。
わたしが内地の専門学校に通っていた時
るなが
わたしに
るなるな
と毎日のように嘆いていたので
後悔するくらいなら、
内地に行けばいいのに、と思っていました。
また、こういう愚痴のLINEが来ると思い
わたしはるなに
帰りたくないんだったら
わたしの家に来ればいいじゃん!
シェアハウス的な♪♪
と、提案をしたところ
るなの親もわたしなら安心して任せられると言ってくれて
るなはわたしのお家に来ました。
はじめは良かった。
楽しかった。
だけど、
何ヶ月か経った頃、
るなるな
と、突然言い出したのだ。
KANA
るなるな
KANA
るなるな
KANA
るなるな
スーパーは徒歩10分で行けるし駅は徒歩15分の距離です。
るなるな
るなは、頑固なので
仕方なく、了承しました。
それから数日後、
KANA
るなるな
KANA
KANA
るなるな
ん?分からないって…?
るなるな
るなるな
Σ(゚д゚;)
わたしは心底驚きましたよ。
この子がこんなにもダメ女だったとは、、
とりま、わたしは頼られて悪い気はしないので
部屋探しを手伝うことにしました。
無事お部屋も決まり、
入居する際の初期費用について親に相談すると言い、
部屋から出ていきました。
ガチャんと、玄関のドアが開く音がしたので帰ってきたんだなと
KANA
KANA
ガチャ、の扉を開くと
泣きながら地べたに座り込んでいる
るながいました。
近づくと、片手にはスマホ
もう片手には
カッターナイフがありました。
KANA
KANA
るなの両手首、両足に無数のリストカット跡がありました。
この家にカッターナイフはないはず、、なのにどうしてるなは持っているの??
どうして、、どうしてリスカしたの??
どうして、、、
るなるな
るなるな
るなるな
るなるな
るなるな
るなるな
わたしは、怖くて
悲しくて、悔しくて
自分が情けなくて…
急いでカッターナイフをるなから取り上げて、財布を持ち
コンビニへと走りました。
コンビニを何件か回り、消毒液とガーゼとテープを購入して
急いで家へ帰り、るなの傷の手当をしました。
その日から、るなは
幾度となくリスカを行いました。
ある時は、わたしの目の前で…
人の肉体って、心ってこんなにも弱く、脆いんだなと
胸が苦しくなりました。
るなるな
るなるな
るなるな
るなるな
るなは、わたしを責めました。
わたしは、ただ謝ることしか出来ず…
辛くて、苦しくて悲しくて…
続く
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