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???

ようやく起きたか……

ふと体を起こして、今の状況を理解しようと辺りを見回すと、その部屋にある人物が見物しに来た。

🇯🇵

?!……ったァ!!

一瞬、異様な気配を感じた日本はその場で構えを作ろうと下が、怪我の傷口が広がる激痛が広がり、その場で崩れてどうにもできなかった

???

おいおい、そんな怪我で俺を攻撃しようと思ってたのか?w

🇯🇵

ええ、だって……昨夜未明にあなたと対峙したので……

🇯🇵

そうでしょ?アメリカさん

🇯🇵

……いや、今はそう言うべきでは無いでしょうか?

🇺🇸

いや、アメリカでいい

🇺🇸

そっちの方が馴染みがある

🇯🇵

それで……どうしても私をここに連れてきたんです?

🇯🇵

それに殺さずにです

普通殺すであろうハンターを殺さずに、生け捕りにしたという意外な事について問われたアメリカ。

しばらく考えて、日本に対してこういった。

🇺🇸

ただ単に興味があるから……だな

🇯🇵

興味って?

🇺🇸

お前のような強いハンターの……

🇺🇸

血の味に決まってんじゃねぇか(耳元で言う)

🇯🇵

?!……///

🇯🇵

いきなり何をするんです?!

🇺🇸

ふふ、やっぱり変わってないなw

🇯🇵

……どうやら人間の頃の記憶はあるようですね

🇺🇸

まあそうだな。

🇺🇸

それでこっちからも質問させてもらう

🇺🇸

あの時、なぜわざと攻撃を外した?

🇯🇵

……!

実は昨夜での戦闘で、日本はわざとアメリカを傷つけないような技をかけたりしていたのだ。時にその攻撃が当たり、一瞬焦る素振りもあったらしく、どうしてそうしたのかが、気がかりだった

ハンターであるもの、吸血鬼は絶対に全身全霊をかけてでも殺して平和を保たなければいけないのが当然。なのに日本は、わざとそうはしなかった……いや……

できなかった

🇯🇵

……

🇯🇵

信じたくなかったんです……

🇯🇵

あなたのような方が……まさか……

🇯🇵

敵側になるなんて……正直……

🇺🇸

…………はぁ

🇺🇸

ほんと、お人好しだなお前

🇺🇸

それでいてよく生き残れたな

🇯🇵

悪かったですね

🇯🇵

お人好しで

🇯🇵

殺さなかっただけマシだと思って欲しいですよ

🇺🇸

まあ…俺に対する口調は随分変わってるけどなw

🇯🇵

ん?それほど変わりませんが?

🇺🇸

気づいてねぇのか

🇺🇸

まあそれでもいいけど

🇯🇵

それで、どうしてここに来たんです?

🇯🇵

まあどうせ私の血に用があるとは思いますが

🇺🇸

まあそれもあるけど…

🇯🇵

その他にもあるんです?

🇺🇸

単に心配してたと言ったら?

そのまさかの理由に多少驚くものの、あくまで「問い」であるとしてそのまま受け流そうとした

🇯🇵

それはそれで嬉しいですよ

🇯🇵

本当にその想いがあるのならね……

🇺🇸

……だよな

と悲しげにため息してそういい、「まあ元気ならいい」と言い残し、その部屋から出ていった。その出ていく背中はどこか寂しそうで重い孤独を感じるものだったのを日本はおぼえた

ガチャリと扉が閉まり、閉まっていた窓のカーテンがゆらゆらと靡いてはそこから聞こえる鳥のさえずりが、どこか淋しいものを感じた

🇯🇵

まさか…本当にそう思ってたのなら……

🇯🇵

……よし

部屋から出ていったアメリカは、気持ちと「本能」を抑制しようとしてリビングのソファで座り込んでいた。この時は日本から少し距離を置いていたのもあって多少は落ち着けたが……

🇯🇵

アメ……リカさん?

🇺🇸

?!……なんで……来たんだ?

🇯🇵

え?

🇺🇸

俺があの答えでショックでも受けたと思ったか?……はぁ……はぁ……

🇯🇵

……なるほど、そういう物ですか

🇺🇸

ああ、わかってるなら……さっさと部屋に戻れ……

🇯🇵

私が離れてどうする気ですか?

🇺🇸

外に出て……その中から襲えるやつを探すつもりだ……

どうして私自身の血を飲もうとしないのか……と少し疑問に思っていたが、第一に街の人達を守ろうという信念の元、日本はそんなアメリカを止めた

🇯🇵

それだけはやめてください

🇯🇵

なぜ私の血を飲まないんです?

🇺🇸

……

🇯🇵

ただ単に私への気持ちがあるんです?

🇯🇵

先程の事とは矛盾してますよ……?

🇺🇸

……それじゃ一応言っとく……

と言ってアメリカは日本の左耳元でこう囁いた。

🇺🇸

そのまま失血死しても知らねぇぞ……///

🇯🇵

え?……

その言葉に少し戸惑いをみせたかと思いきや、気づけば首元から激痛が広がりそこから血液を吸われる音が耳元で聞こえてきた途端、一瞬にして目が朦々とした。

🇯🇵

あ///……あぁ///……

🇯🇵

な、なるほど……///

🇯🇵

何となく理由が……///……わかった……気が///

それは日本がハンター入隊してから数ヶ月の頃……その頃からかなり大出世したのもあってみなの話題にもなっていた。そんな時……

トントントン……とドアを3回ノックしてその扉の向こうから「どうぞ。」と言う声が聞こえ、扉をゆっくり開けた

🇯🇵

なんでしょうか、幹部

幹部

日本、あなたを呼んだのは他でもありません

🇯🇵

……それはどういう事でしょうか?

幹部

実はですね、以前に入隊前に健診を受けましたよね?

🇯🇵

ええ

幹部

その中であなたの血液を検査しました。

幹部

そこでわかったのが……

幹部

どうやら、あなたの血液は吸血鬼共によっては毒か酔わせれる言わば「誘惑の酒」のような性質があるみたいなんです

🇯🇵

……どうしてそこまで?

幹部

我々の独自な研究と「ある人」の協力です

今更そんな事を思い返してどうする……と思いつつ意識がどんどん遠のいていくのを感じた……

そこからしばらくして……

🇺🇸

んん……はぁ!///……はぁ……

🇺🇸

少し……やり過ぎたか……?

少し様子を見るため、手首の脈を触り生きているかどうかを確かめた。どうしてそこまで確かめたくなったのかは自身もよく分からなかった……

🇺🇸

生きてる……

🇺🇸

けど……どうして俺はこんな事を……?

🇺🇸

わざわざ確かめなくても殺せば……それでいいのに……

そう自身がどこで思っていたかと思えば、どこかで誰かがこう言っていたのを聞こえた

こいつだけは殺せない。理由が無くとも殺してはいけない……

🇺🇸

……はは、どうしてそんな事を……

🇺🇸

まあいいや、とりあえず部屋まで運ぶか。

一方その頃、ある本部の幹部では日本が調査から帰ってこないことを心配している者がいた。

幹部

はぁ……まさかあの人も……

そう嘆き焦りと混乱でどう策を出そうかと考えて考えて考え……頭が破裂しそうになるほどに考えている最中に誰かがその扉をノックした

幹部

なんだ!さっさと入れ!!

???

おっと……今はタイミングが最悪だったかな

幹部

なんだ……君か……

幹部

それで何か用かね……?

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

良すぎますぅフォロー失礼します…

ユーザー

わぁぁぁぁっっ!!(歓喜&尊すぎ)最高でしたよッッッ!!そして最後出てきた方が気になりますッッ☆

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