TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

瑚琴

瑚琴

こんにちは

瑚琴

もしくはこんばんは

瑚琴

前回は1話でした

瑚琴

では本編へ

狐艫

えへへ

いつからだったろうか、人形のために服を作り始めたのは

狐艫

うんっ!

狐艫

さいっこーに可愛い!

1作品出来ればその人形を抱きしめた

狐艫

あはっ

その時を幸せだと思いいつでも作り続けた

狐艫

お母さん!

……アンタ

まだこんな女の子みたいなことしてるの?

狐艫

……

狐艫

えっ?

狐艫

な、何を言うのさ!

誰だって認めてくれない

認めてくれると信じてたのに

結局は心を縛り付けられる

とっとと片付けてちょうだい

それと

早く男の子らしくなってよね

狐艫

は……?

自分らしくてばない、"男の子"らしくである。俺は俺を認められていない。

狐艫

よ、余は!

その喋り方もどうにかして

俺とか僕でいいでしょう?

俺は……小生は……拙者は……僕は……それが、しは

狐艫

分かりました

裁縫道具などをかき集めすぐに片付けた。

狐艫

(友達なら、きっと……)

狐艫

み、見てよ!これ!

クラスメイト

なんだよそれ

クラスメイト

お前女みたいだな

笑われながそう言われる

クラスメイト

きっとお姉ちゃんとかの写真撮ったんだろ?

クラスメイト

つくならもっとマシな嘘をなぁ

狐艫

あ、はは、そうだね

きっとどこでも認められないと知っていた。

思い知らされた

どこでなら認められるのであろう

そう考えては衣装のデザインを考えた

深聖

私は……みみだよね

鏡に手を当てそう問う

頭がおかしくなりそうになりながらそれを続ける

深聖

私はいつまで狐艫を推すんだろ

たまに行く学校には狐艫のキーホルダーをつけている

見えないところだから推す必要ないはずなのにという思いが強くも迷いはない

結局は推す

深聖

あ、髪伸びてきたな

深聖

前髪も

狐艫が少しずつ人気になるせいでお金とか使うものが減ってきた。

深聖

お小遣いは……バイトでもするか

目にかかる前髪が鬱陶しく切ってしまった。

深聖

可愛らしくなったらライブにでも行けるよね

深聖

あ、そこまで人気じゃなかった

深聖

……

たまには……とヘアアレンジとかしたりしてもいいかな、とヘアゴムに手を伸ばした。

深聖

……

何も変わらないこの光景

こちらを見つめ黙り込むみなのすがた

あ、来たと言わんばかりだ

深聖

(なによ)

クラスメイト

おーい

クラスメイト

地味、こ

深聖

……

クラスメイト

え、おま、だれ

ガヤガヤと騒がしくなる

うるさい中授業を受けた

???

おー、あの子の別垢見っけー!

???

狐艫の古参だかなんだか知らないけど

???

祭壇とかウッザ

同担拒否の思いとはこれほどまで重いのか

あーあ、と画面をスクロールする

???

コスプレー?

笑える。私の方が愛してるんだから

誰よりも、ね

???

制服も本物じゃないかー

???

ま、特定くらい簡単かな

ガサガサ

???

あっ、おっそーい

???

ごめんごめん

???

有華

有華

ほんとおっそーい

名前を呼ばれる

私の名前はこの人の為にある

有華

ファンに知られたらやばくない?

???

認めてくれたのは有華だけ

???

拙者はそれだけを信じる

有華

さいってー

この作品はいかがでしたか?

42

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚