私には毎回負けてしまう相手がいる
でも
今回だけは負けたくない
だから私はあなたの優しさにつけ込んだ…
かな女
かな女
めがね君
何その爽やかな笑顔…
かな女
かな女
めがね君
かな女
めがね君
君が席をたった時私は動いた
委員長が飲んでいたお茶に薬を混ぜ
戻ってくる頃には私は何食わぬ顔で昼を食べ終えた
テストの前に必ず委員長はお茶を飲む
めがね君
ほらやっぱりね
これでテスト中彼は眠ることになる
はずだった…
めがね君
委員長は数秒後苦しみ出して病院へ運ばれた
テストはもちろん延期になり
私の心には黒いモヤがかかってしまった
数日後委員長は亡くなった
死因は私が入れた薬ではなかったみたいだったけど
でもやっぱり後悔が頭をよぎる
もう負ける相手なんて居ない
毎回2位でもない
いい事のはずだったのに…
1位という言葉を見る度にそれは大きな重りとなっていく
私は天才なんかじゃない
順位しか見れなかった馬鹿だったんだ
こんな当たり前のことを教えてくれたのは委員長
君なんだよ
だから
ありがとう
そして
ごめんなさい…
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ねだった罰が……
複雑な気持ちなんやけど…