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清香は3回目の“月見くじ“を引いた。

ヨイコト : 苦シミをキョウユウ人現ワル ヨクナイコト : ユメにウナサレル事アリ

清香

ユメにウナサレル事アリ…

清香

正直…想像できるんだけど…

夏帆

うん…

清香

キョウユウ人は…
夏帆がすでにいる。

夏帆

うん。
でも、全てじゃないけど…

清香

ってことは…それ以上?

夏帆

わかんないけど…

住職

今回もきっと当たりますよ。

住職

なにせ、“月見くじ“ですから…ね。

何故か、嬉しいそうに微笑む住職。

夏帆

でしょうね。

清香

うん。

住職

では…来月また、お越しください。
“災い“を防ぐためにも…必ず…

そして、2人は神社を後に

夏帆

きよー。ごめん
ちょっと待ってて。

清香

どうしたの?夏帆?

夏帆

ちょっとね。

そう言って、夏帆は神社へと戻った。

夏帆

おまたせ。

清香

なに? 忘れ物かなにか?

夏帆

そんなところかな…

その後、2人は

夏帆

ね?

清香

ん?

夏帆

もう先月みたいに怖いこと
起きないんだよね?

清香

そうだね。
今日からはきっと…

夏帆

じゃぁ…久しぶりにショッピング
しない?

清香

そっか。起きてるときは
何も起きないもんね。

清香

“月見くじ“によるとだけど

夏帆

うん。

清香

行こう。 行こう。

私達は1ヶ月ぶりに 2人でショッピングを楽しんだ。

どこにいても、なにも起きない安心感に 心の底から楽しむ夏帆と清香だった。

清香

ほんと楽しかった。

夏帆

私も〜。

清香

やっぱり…何にも怯えなくていい。
安心感はたまらないよ。

夏帆

そうだと思う。

“今度はユメノナカでアソベルヨ もうすぐ夜ダヨ。タノシモウネ…“

その声が楽しかった時間を一瞬にして無に した。

清香

(また声だ…)

清香

寝るのが怖いよ…

周りをキョロキョロする夏帆。

清香

どうしたの?

夏帆

何もない…

夏帆

早く帰ろ?

清香

そういえば…
キョウユウ人って
ホントに誰だろう?

夏帆

うん。それが今月のイイコトだもんね。

それぞれが“月見くじ“を意識しながら 家へと着いた。

清香

もう夜か…

清香

寝たくないけど…
さすがにそうもいかないし…

清香

そう言えば今回の“月見くじ“の内容
気になる事多いんだよね

そう言ってくじを机に開いておいた。

清香

1番はやっぱり…
キョウユウ人だけど

清香

ユメにウナサレル事アリ

清香

この“事アリ“って
魘されないこともあるって
思っていいのかな…

清香

だといいんだけど…

色々考えていると…いつの間にか 寝てしまった。

清香

ここどこ?真っ暗…

清香

夢の中?

すると徐々に少しずつ明るくなり…

???

やぁ…アウノハ2回目ダネ。

???

サァ…ユメのナカで
今度はいっぱいアソボウ?

清香の目の前にいたのは… 家の廊下で見たあの黒い影だった…

清香

えっ…なに…

黒い影が…2つ、3 つ、4つと増え…

???

僕はテがホシイ。

???

じゃぁ…ボクはアシ。

清香

いやぁ…やめて…こないで…

???

私は…目にシヨウカナ…
キラキラしてて…イイナ。

清香

いやぁァァァ…

その頃…夏帆の家では。

夏帆

おにいちゃん?

夏帆

まだなんだ…

夏帆

あの声はいったいなんだったの?

少しすると

ただいま。

(夏帆の後ろの影が
以前より濃くなってる…)

夏帆

お兄ちゃんおかえり…

なんかあった?

夏帆

うん…

そう…か…
例のやつあったか?

夏帆

うん。はい…

夏帆

ちゃんと清香に
バレないようにしたよ?

悪いな。助かった。

夏帆は秋に何かを渡した。

夏帆

どうして?バレたらいけなかったの?
清香に。

確証はない。ただ、
“月見くじ“を引いたものの
そばで買うと

“月見くじ“の効力が
上がる可能性があるかも
知れないんだ。

夏帆

ねぇ、“月見くじ“ってなに?
知ってるんでしょう?

あぁ。知ってる。
あれは…俺の彼女
唯の命を奪ったからな…

夢で黒い影に襲われる清香。 そんな中、夏帆が秋に渡したもの それはいったい? 夏帆に“声が聞こえたこと“と 関係はあるのか? 次回、ついにキュウユウ人が明らかに。 そして、秋の知る“月見くじ“の謎が その過去が徐々に明らかとなる? 第6話へと続く…

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