私とお頭とマルコさんの3人で
横並びの席に座った。
お頭が居なくなってしまえば、
この保たれた空気が崩れてしまいそうだ
つまり、私とマルコさんを繋ぐ
大切な架け橋の存在である
2人とも、まだ一言も話をしていない
あの時を忘れたとは、言えないからだろう。
シャンクス
口を開けない私たちの代わりに
お頭が、感謝を伝えてくれた
目の前に出された料理を、
胃に流し込むイメージをして
無心で食べた。
マルコ
一番最初に口を開いたのは、
マルコさんだった。
マルコ
名前を呼ばれた。
キーン、、
金属音が部屋に響き渡った
マルコさんに名前を呼ばれ事から
きっと、動揺してしまっていたんだと思う
哀歌
哀歌
私のスプーンをお頭が拾う
哀歌
哀歌
そうやって言うと、お頭は口を開いた
シャンクス
シャンクス
そう言い、部屋を出ていった
なんとも言えない空気が
気まずい空気へと変化した
哀歌
マルコ
その気まずい空気を回避しようと思ったのだが、
手首を掴まれてしまった
手首が、だんだんと熱を帯びていく
止まったみたいに思えた