彼の次の言葉が、時計の針を動かす
マルコ
彼の謝る姿を見て、何も言えなかった
何の事について、だろうか
さっきの事か、はたまたあの時のことか。
答えられずにいると、また彼は言う
マルコ
そうやって彼が言った瞬間、
私の手首に力が入ったのが伝わった
なんて言えばいいか、分からずにいた
ずっと、虐められてきたのに、
今頃になって、謝ってきて。
許せない、許す気もない。
もう二度と、話したくないと思った
優しさを知ってしまえば、好きになってしまうだろう?
優しさを知る前から、好きになってしまっていたけれど
マルコ
マルコ
謝ってきたのに、許さなくていいって?
お腹の中から、ふつふつと何かが湧き上がってくる
きっと、腹が立っていたのだ。
許さなくていいって、それはただの自己満ではないのか?
マルコさん自身を満足させるために
私が利用されたって事、?
そうやって思うと、イライラしてきた。
でも、こんな風にしか受け取ることが出来ない自分自身に
もっと、イライラしているかもしれない
哀歌
本当は大丈夫では無いはずなのに
彼に見せるほどの、私は無い。
哀歌
そうやって素早く話題を切りかえた
切り替えないと、ストレスになってしまう気がした
マルコ
そんな話を聞いた。
自分で聞いたのに、勝手に傷ついた
普通ならば、喜んであげればいいのに、
上手く喜ぶということが出来ない
口の中に苦い味が広がる
あぁ、そうか、私は――――
コメント
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ウオオオオオオオオ!!!!!!!!楽しみぃ!!!!