主
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⚠️注意⚠️ BL nmmn ご本人様と一切関係ありません 通報、荒らし、シェア、パクリ等禁止 ぱくってません 地雷さん回れ右 エセ関西弁 誤字脱字🈶
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彼は俺の部下。と言っても人懐っこくてめっちゃ可愛いし本当の弟みたいに可愛がっている。だからお互いタメ口にしている。もちろんちゃんと仕事もできる。まぁ相棒みたいな感じだ
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あれ以来Ifさんに全く会えてない。連絡先を交換したはいいものの結局よろしくお願いします以外何も話せていない
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結構仲良くしてくれている同僚だったからいなくなるとさすがに寂しい。外の桜は満開なのに俺の心は蕾のように頑なに閉じている
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窓の外を眺めていると、見覚えのある青髪。Ifさんだ。その隣に水色髪の男性がいる。なんだか言い合っているようだけど、それでもたまに笑いあったりして楽しそうだ
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なんだか見ていたくなくてそっぽを向く。今日はいいことが全く起きない。口を開けばため息だの愚痴だの…
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部長
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さっきの人。水色の髪の毛だからすぐ分かる。そしてその隣…
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会えたのはなんだか嬉しいけど…隣にいるその子が気に食わなかった。そう思ってしまう自分も気に食わない
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彼と目が合った。彼も驚いているようだが嬉しそうにふわっと笑ってくれそうだったのに目を逸らして真横を足早に歩いていってしまった
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あの後、少し出かけてから会社に戻るともう彼らはいなかった。なんの用事だったのだろう…少し気になるけどきっと俺には関係ない事だから首を突っ込むべきでは無いと思い、仕事に戻った
そしてその仕事を終えて帰ってる時に…大雨が途中で降り出して、今ダッシュで濡れながら帰ってるところだ
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横目に傘をさして呑気に歩いている人たちを追い抜かしながら走る。水が跳ねてスボンが湿る。なんだか悪寒もしてきた。まずいっ…
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なんで俺だけこんな目に…いや朝の天気予報を見ていなかった、そして折り畳み傘を常備していなかった俺が悪いのだが…コンビニで傘を買うのも悩んだが、今までそれで買ったやつが大量に家にあるからこれ以上増やせまいと思い、買うのはやめたのだ
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急に後ろから手首を掴まれ、バランスが崩れる。しかし転ぶことはなく、後ろの人が強く引っ張り今は彼の腕の中にすっぽり収まった
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そう、Ifさんだった。彼はビニール傘をさしていた。俺と違ってしっかりしてるんだな…
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彼が支えてくれたが、今は体が密着しているから彼のスーツも濡らしてしまう。だから急いで離れようとするが…
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それよりも…//顔が近いっ…!//Ifさんとは5センチくらいしか差がないからどうやっても視界に彼の顔が入ってきて表情一つ一つにドキドキしてしまう
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頬を撫でられる。いや、雨の雫が着いてるから拭き取ってくれたのだろうけど、好きな人から触れられるのはやっぱり過敏に反応してしまい、変な声が出る
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傘の中に入れさせてもらってるから余計距離も近くてお互いが視線を逸らす。やばい気まずいし変な声出したのめっちゃ恥ずかしいから穴があったら入りたい…
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お互い譲る気はないらしい。頑なに平行線を続ける。するとIfさんが少し恥ずかしそうに傘を持っている手で顔を隠す。何かと思えば…
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Ifさんってマジで罪だと思う。そんなこと言われたら断れない。きっとそうやって言って一緒に帰ろうとしてくれてるんだろうけど、やっぱり俺は勘違いしてしまう。だってあなたが好きなんだもん…。だから今は勘違いさせてもらおう。本音を言わせてもらおう…
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そう言ってそのまま俺の家に向かった。さっきまでうるさかった雨の音が、あなたと一緒にいるとあなたの声だけ耳を傾けてしまうから全然聞こえなくなる
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口が裂けても隣にいる男性に嫉妬したなんて言えない。それのせいで冷たくしてしまったなんて…言ったらもう好きだって言ってる確定演出同然だ
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?なんだかIfさんの言葉に刺があるような…
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愚痴愚痴と文句を言うIfさん。なんだか子供っぽく見えて、いつもエレガントなIfさんからこんな姿が想像もできなくて、知らない一面を知れたと喜ぶ反面、その水色の彼が大好きなのだと思い知らされた
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さっきからずっと思ってた。一人称が俺の前だと「僕」なのにその水色の方の話をすると「俺」に変わる。普段のIfさんはこんな感じなのかもしれない。ってことは俺の前では気を使われてしまっているのだろうか…なんだか寂しい
そして、途中から関西弁が混ざっている。それもちゃんと本場の関西弁。最近は若い子が関西弁を使っているが、どうしても違和感を感じる。西関西出身なだけある。だからこそ本場の本場だ
水色の彼の前では関西弁で話してるのだろうか…一人称も俺なんだろうか…
もちろん、出会って日が浅いけど、Ifさんのことがもっと知りたい、そして俺より近くにいる水色の彼がなんだか気に食わない。相棒と呼ばれ、Ifさんに頼られ、なんだかんだ好かれている『あなた』が気に食わない
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そう言ってIfさんは俺のおでこに手を当ててきた。うわ、顔綺麗だな…青色の瞳がよく似合う…なんだか頭がクラクラしてきた。体が熱い。上手く頭が回らない…だからなのか…
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そう言って手を引っ張られながら少し早歩きで歩くIfさん。視界がぼやけていたが、耳が赤かったように見えたのは俺の幻覚だろうか…
おまけ
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あの後、家に入れさせて貰い、ないこさんをベットまで運ぶ。さっき触ったよりも熱が上がっている。そりゃああの雨の中走っていたら風邪ひくよな…
上手く返事をできている様子でもない。正直、看病していたいけれど最近知り合った赤の他人が家にいる方が休めないかもしれない。だからないこさんの近くにある机に水と熱さまシート、解熱剤、その他の薬を置く
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辛そうな彼の様子を見て、置いていくのは俺も辛い。けれど…休めるのが1番だと自分に言い聞かせる。そして立ち去ろうとした時…
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さっきまで話せるほど余裕がなかったはずなのに、動く気力すらなかったのに、強く俺の腕掴んで、行かないでと泣いている様子を見て、不覚にも可愛いと思う反面、それほど不安にさせてしまったのだと、俺でも隣にいるべきだと思った
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辛そうなその様子に、頭よりも体が先に動いていた。本来の俺ならこんなことしないだろう。でも何故か君の前だとどうしても俺らしくいられない。俺が乱れる
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俺の腕の中で苦しそうに息をしつつも、弱々しい涙を流しながら安心した顔をしている。こんな子供っぽいないこさん初めて見たかもしれない
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今までここまで密着したことは無かった。さっき、ないこさんを引っ張った時ふわりと強くいい香りがした。というか元々ないこさんの香りは好きだった。だからその香りが強く、近くにあるのがなんだか嬉しい
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好きな人の香りは俺にとっては毒かもしれない
コメント
6件
社会人の恋愛って感じする_:( _ ́ཫ`):_ 最高です( ー̀֊ー́)و✨