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太宰
太宰
太宰
中也と僕は、所謂セフレ。
だから、後処理はしてくれても愛を伝えてくれるなんてある筈が無いのだ。
中也は何時も僕を嫌うように、 僕もずっと中也が嫌いだった。
切っ掛け等何時だったか忘れて仕舞ったが、身体の相性だけは無駄に好かったが為にセフレになって居た。
太宰
過去に戻りたい、とばかり考えるようになった。
僕が中也を好きになったのは、つい最近。
セフレになって三ヶ月位の頃、
中也を「格好好い」と思う様になった。
其れから、ずっと中也の事を意識して過ごして居る。
太宰
太宰
ー太宰の執務室ー
太宰
未だに中也の事を考えては仕事をする手が止まる。
屹度もう手遅れなんだ。
コンコン、と少し乱暴に扉が叩かれる。 中也だ。
太宰
中也
太宰
中也
中也が資料を手渡す。其れを受け取ると、中也はさっと帰る。
太宰
太宰
小さく呟き、資料に目を通す。
太宰
太宰
太宰
今迄に無く、足取りが重い。
唯の仕事疲れだ、と自分で自分を誤魔化し乍ら歩く。
だと云うのに、頭の中は中也で埋もれて行く。
中也は僕の事を如何思ってる? 中也はこの関係に満足している? 中也は_____
中也
太宰
中也
太宰
中也
いつものように喧嘩、喧嘩、喧嘩____
知られたくない、この気持ちだけは。
なのに、如何して柄にも無く相思相愛を想うのだろう。
太宰
中也
ぱちゅん、こちゅ、とちゅ、
何時もより優しく揺すられ、理性がどうにかなりそうになっていく。
太宰
中也
びゅるるるる、とゴムもせずに挿れた所為で中に直接中也の精液を出される。
太宰
遠のいて行く意識に抵抗もせず、其の儘眠った。
_____明日は、中也の誕生日だった。
太宰
太宰
ベッドを出て、リビングに向かった。
太宰
中也
太宰
キッチンに立って料理をしている中也も格好好い…
じゃない、…でも、誰にも聞かれてないんだから少し位良いよね、
でも、何か僕の片想いみたいな感じで嫌だ
まあ実際そうなんだけど……
中也
太宰
中也
太宰
其れって、若しかして。
中也が、僕に合わせて休みを?
否、思い上がるな僕、中也は僕の事が“嫌い”なんだ、
休みを合わせてくれた訳、ないじゃないか
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也、好きだよ
今日は違う件でも、何時かは伝えたいな