テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

僕の後悔　俺達の告白

第6話 - 貴方に恋をして　[後編]

1,400

2022年02月05日

#兄弟パロ

#告白

#iris

センカ

はいどうもセンカです

センカ

りうら君の初恋2です！！

センカ

この話、実は結構前から
考えてたんですよ

センカ

いつか、どっかの
タイミングでやりたいな
とおもっていたら、

センカ

やれるところを
見つけたわけですよ

センカ

あんまり考えまとまら
なかったら、申し訳
ありませんが

センカ

それでも、読んで
頂けると嬉しいです

センカ

それではどうぞ！

ガチャバタン！

りうら

たっだいまー！！！

初兎

お帰り、りうら

ほとけ

りうちゃんおかえり！

りうら

アニキいる？！

初兎

流石にまだやわ

ほとけ

どうしたのそんな急いで

りうら

いや、ちょっとね
アニキに相談したい事が
あったんだけど

初兎

相談？

ほとけ

なになに？僕らで
良ければ聞くよ！

りうら

…まあ、今はいいや！

りうら

そこまで大事な事じゃ
ないしね！

初兎

そうなん？

ほとけ

そっか〜まあ、いつでも
言ってね何かあったら

りうら

わかっとるよ〜

りうら

じゃあ僕、上行くから

ほとけ

うん、後でね〜

初兎

あ、そや俺ら今から
公園行くけど来るか？

りうら

んー今日はいいかな

初兎

そか

りうら

…ねぇ、兄ちゃん達

りうら

僕ってさ、カッコいい
のかな

初兎

は？

ほとけ

どうしたのりうちゃん
ナルシストにでもなった？

りうら

いや、違うけど…
なんとなく？

初兎

…カッコいいより
可愛いやない？

ほとけ

たしかに。りうちゃんは
まだ小さいしね！

初兎

それに、カッコいい
って思えん

初兎

イメージが犬っぽい
からやろか…

ほとけ

それは分かるw
なんかちょこまか
動いててさ

初兎

ご主人様が現れると
走っていく

ほとけ

あははww

りうら

えっ、僕そんな
感じなの？

初兎

うん

りうら

ちなみにご主人様
って誰のこと？

初兎

アニキ

りうら

アニキなら、まだ
いいかな…

ほとけ

りうちゃん…良い
って思っちゃダメでしょ

りうら

？

初兎

りうら多分馬鹿に
されてる事分かって
ないんやないか？(小声)

ほとけ

そうかも…どうする？
(小声)

初兎

どうするって…えぇ
別にええんやない？(小声)

りうら

何話してるの！

初兎

うわっ！

ほとけ

急に大きな声ださ
ないでよ〜

初兎

…びっくりしたー

りうら

やって、全然
気付かないんだもん！

ほとけ

それは悪かったかも
知らないけど

初兎

…流石に声でかい

りうら

…むぅ

ほとけ

あ、初兎ちゃんそろそろ
行かないと、遅れちゃう

初兎

ほんまや

初兎

じゃあ俺ら遊びに
行ってくるで
留守番よろしくな〜

りうら

はーい

ガチャ、バタン

りうら

はあー僕って、
可愛いのか…

りうら

…なーんか嫌！！

りうら

腹立つ！！

りうら

可愛くないし！！
どっちかっていうと
かっこいいもんね！

りうら

告白もされたし！

りうら

ふん！！

りうら

…アニキ早く帰って
来ないかな〜

夜

悠佑

ご飯できたで〜

初兎

美味そう…

ほとけ

僕、りうちゃん
呼んでくるね！

悠佑

おう！よろしくな

初兎

なあアニキ先食べて
ええ？

悠佑

あかん皆
揃ってからや

初兎

ちぇー

ないこ

今日のご飯は？

悠佑

肉じゃがと魚の味噌煮

悠佑

後味噌汁と、ご飯

悠佑

あ、刺身もあるで

ないこ

刺身あんの！やった！

ないこ

それにしても
美味そーやなぁ

ないこ

初兎の気持ちが
分かるわ〜

いふ

アニキが作るもんは
なんでも美味いやろ

ないこ

まあ、そうだけど

ないこ

でも毎度よく思うけど
めっちゃ綺麗やんな

悠佑

あんがとーな

いふ

当然！！

ないこ

なんでお前が
誇らしげなんだよ

いふ

ダメ？

ないこ

…ダメ

いふ

ええー良いやんか
別に〜

ないこ

だーめ！俺はアニキを
褒めてるんだから！

いふ

ええーいいやん！
いいやん！！

ないこ

ダメダメ！！

りうら

何言い争ってんの？

悠佑

あ、りうら

悠佑

そしたら、食べよか

初兎

よっしゃ、
いただきます！

初兎

パクッ

ほとけ

あ、ズルい！！
いただきます！！

りうら

いただきまーす

ないこ

いただきます

いふ

いただきます

悠佑

いただきます

りうら

もぐもぐもぐもぐ

りうら

(結局言えてないや
あの事……)

りうら

(どうしよう今言わなきゃ
多分今日無理だよね…)

りうら

(ご飯食べた後、大体
アニキ忙しそうやし)

りうら

もぐもぐもぐもぐ

りうら

(うーん)

ないこ

りうら何そんな
眉間に皺寄せてんの？

悠佑

嫌いなもんでも
入っとったか？

りうら

んえ！ちが、違う違う！

りうら

ちょーっと悩み事
っていうか考えてた
だけなんや

悠佑

へぇ、どんな事で
悩んどるん？

悠佑

俺で良かったら、
話してくれへん？

りうら

…うん

りうら

でも、今はその…
みんないるし…

りうら

ご飯食べてるから…
食べ終わった後、
二人で話したい

悠佑

分かった。ええよ

いふ

りうら！！アニキに
何するつもりや！

りうら

は？別になんもしないし！

いふ

…怪しい

ないこ

まあまあいふ

ないこ

後でこっそり聞き耳
立てとけばええよ(小声)

いふ

お、ええなそれ
…お前も共犯やで？(小声)

ないこ

分かってるって(小声)

りうら

何話してるん？？

ないこ

いやなんもないよ

いふ

さあ、食べよう！
食べよう！

悠佑

…大丈夫やろか

りうら

(良かった言えた〜)

りうら

(いふ兄が何を
疑ってるかは正直
わからないけど！)

りうら

(ようやく、ようやく
しれる！！)

りうら

ふふ、ふふふふ

ほとけ

りうちゃんなんか
怖い…

初兎

唐突に笑い始めたな

悠佑

変なものは入ってない
はずなんやけどなぁ

悠佑

それにしても悩み事って
なんやろか…

ほとけ

もしかして恋の
お悩みとか！？

初兎

ないない〜

ほとけ

まあ、だよねー

悠佑

恋か…まだ早い
気もするけどなあ

悠佑

…色々不安やわ

悠佑

まあ、大丈夫やろ…
うん、大丈夫、大丈夫

りうら

アニキここ座って

悠佑

おう

りうら

…それで、話したい
事なんだけど…

りうら

…アニキはさ、
愛って何か、知ってる？

悠佑

愛？

りうら

うん

りうら

…家族愛とか、じゃなくて
付き合いたいとかの方

悠佑

なるほどねぇ
好きな人でもおるん？

りうら

い、いや！違くて！
えっとそのきょ、今日
こ、くはくされたから

りうら

でも僕はその気持ち
わかんないから

りうら

知りたいなって

悠佑

ほうほう
そっか〜

悠佑

りうらはやっぱり
まだまだ子供やな

りうら

なんでそうなるの！

悠佑

知りたい、分かりたい
って思えるからやろな

悠佑

好奇心って奴やろな
子供特有の

りうら

…そんなのいいから
アニキは知ってるの？

りうら

愛が、恋が何か

悠佑

…あぁ、知っとるよ

悠佑

苦しくて、
でも嬉しくて
悲しくて、
でも楽しい

悠佑

そんなもんやよ

りうら

どういう事？

りうら

苦しくて、嬉しくて
悲しくて、楽しくて

悠佑

…もしかしたら
感情そのものに
近いのかもな

りうら

感情そのもの？

りうら

うーん？

悠佑

その人といると、
楽しくて、その人が
別の知らない人と
話してると苦しくて

悠佑

毎日、その人と
会えるのが、嬉しくて

悠佑

その人と喧嘩すると
悲しくて

りうら

……なるほど

悠佑

まあ、愛っていうのは
簡単に言えば、

悠佑

その人とずーっと
一緒にいたい

悠佑

って意味なんやろな

りうら

ずーっと？

悠佑

そうやで

悠佑

自分がおじいちゃんに
なっても、隣で
笑っていてほしい人。

悠佑

そういう相手や

りうら

僕がおじいちゃんに
なってもか…

りうら

(アニキにはずっと
笑っていてほしい
って思うし、)

りうら

(なんなら、ずっと
いつまでも一緒にーー)

りうら

(あれ？もしかして僕が
恋してるのってアニキ？)

りうら

(いや、でもおんなじ
男、やし…これは？
どういうことなんやろ)

りうら

ねえ、アニキ

悠佑

なんや？

りうら

男が男に恋したり
することってあるの？

悠佑

もちろんあるわな

悠佑

たまたま、恋をした
人が同じ性別やった
ってだけで、
その気持ちは
変わらんもんやで

りうら

そ、っか。そうなんや

悠佑

で、りうらその子に
なんで返事するんや？

りうら

…僕はその子の事
友達としてしか
見てないから

りうら

断るよ

悠佑

断るときははっきり
断るんやで？

りうら

え、どうして？

りうら

濁した方が相手も
傷つかないんじゃ…

悠佑

中途半端な優しさは
時に、人を傷つける

悠佑

聞いた事、ないか？

りうら

…ないかな

悠佑

中途半端は一番あかん

悠佑

そうやって濁せば
相手は少しの希望を
持ってしまうんや

悠佑

一度でもキツイのに
二度もいわれやなあかん
事になるかもしれへん

りうら

それは、嫌だね

悠佑

やろ？やから、本気で
来た相手には、自分も
本気で答える

悠佑

それが一番ええんや

りうら

うん…僕、明日
伝えるよ

りうら

ちゃんと断って、
諦めてもらう

りうら

その方がたしかに
スッキリするもんね

悠佑

…大丈夫やな

悠佑

ほな、これで終わりに
しよか

りうら

うん！

僕はこの時、確信めいた何かが心の中にあった

それがなんなのか、今ではよく分かっている

"恋"が何かも "愛してる"が何かも

一つだけわかんなかったのはなんでアニキがその感情を知っていたのかぐらい。

…いや、もう一つあったたしか、あの時の、恋を愛を語る時アニキがとても悲しそうに見えた

もう、会えない誰かを思い出している

そんな感じがした

りうら

…ねえ、アニキ

りうら

なんであんな顔してたの？

りうら

誰を思い出していたの？

りうら

僕が知らない女の人？
それとも男の人？

りうら

…僕、恋する事がこんなに
辛い事だなんて、
知らなかったよ

りうら

でも、それでもね
やっぱり僕は

チュッ

りうら

君を愛してる

りうら

いつか、僕と結婚して

りうら

それで僕が
おじいちゃんに
なっても、そばにいて

りうら

僕もそばにいるから

りうら

ずっと、ずーっと

りうら

2人でいよう？

りうら

ね？悠佑

ガラガラガラ

初兎

お時間でーす

りうら

もう？速くない？

初兎

そんな事ないわ

初兎

ほら、はやく

初兎

次ーほとけー

ほとけ

はーい

りうら

わわっそんな
おさんといてよ

初兎

良いやろ別に〜

初兎

じゃあ俺らでてくから
ほとけの時間スタート！

ほとけ

バイバーイ
また後でねー！

りうら

後でね〜

初兎

呼びにくんでな〜

ガラガラガラ

センカ

今回はここまで

センカ

次回はほとけ編です！

センカ

いつになるかは
分かりませんが

センカ

気長に待っていて
くださると、幸いです

センカ

それではさようなら！

センカ

すごい長くなって
申し訳ございません！

僕の後悔　俺達の告白

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

1,400

9件

いむくん何話すかな〜気になります

陰ながら全部見させていただいてます… 特に悠佑呼びが最高です… 続き、何ヶ月何年でも待てます！

センカ

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

僕の後悔 俺達の告白

第6話 - 貴方に恋をして [後編]

僕の後悔　俺達の告白

第6話 - 貴方に恋をして　[後編]