ありがとうの軌跡

1人で塞ぎ込んで

無理に笑って

コメント欄

いふって帰国子女嘘らしいよ

え！やっぱそうだよね？？

発音キモイもんw

え？そうなの？？？

影から蝕んでいく

理不尽な拒絶にも

嫌気がさしていたんだ

だから

もがいて

期待して

ただ精一杯で

嘆いて

躓いて

「帰国子女なんて嘘でしょ」

「声キモイ」

「歌い方無理だわ...」

ハッピーエンドはなくて

それでも

ただ傍で笑ってくれたのは

「いつも応援してます！！」

「かっこよすぎぃぃ♡」

「英語ペラペラなのすご！！！」

君だったね

1人迷い込んだ暗いトンネルも

「まろの歌声好きだよ！！」

「まろちゃん英語ペラペラなんすごいんやからな？！？！」

「まぁ、いふくんは才能あると思うよ...英語ペラペラだし、普通に歌うまいし、だから自信持て！！！！」

「まろの歌声はかっこいいんだから！」

「ほとけの言う通りや！！もっと自信持てや〜！！w」

一筋の光に照らされる

ありがとうって伝えたい

いつも意地張って素直になれないけど

気づいた

何者でもない俺が

俺でいられてるのはきっと

君がそこに居たから

生意気なこと言って

「お金貯めないと〜💦」

「それまで着いていけるかな...？」

苦労ばっかりかけさせたね

「武道館とかどうやっても無理でしょ」

「現実見ろってのw」

「いれいすなんかが行けるわけ無い」

「諦めろ〜w」

汚された日々

そんなの

「絶対行けるよー！！！」

「アンチ見返してやろ！！」

「武道館まで連れていってください！」

塗り変えればいい

そう教えてくれたんだ

悩んで見えなくて

「いふくんかっこいい！！」

「なにこいつ」

「歌い方まじ無理」

「尊いっっっ！！」

「流石いふくん！！」

何が正しいの？

理想を描いて

現実に壊されて

いつも俺の前を歩いて

背中を見せてくれたね

俺の事誇らしく思って貰えるように

不器用なりに

一歩づつ

生きていこう

ってそう思えた

ありがとう

って言葉じゃ足りない

あまりに美しい

青い夢物語

また

気づいた

何者でもない俺が

俺で居られているのは

きっと君が

「わこいれです！！」

「わこいれ〜！」

「ーーー」

「ーーーーー」

奇跡の確率で見つけてくれた

君が

「来た！！！！」

「今日はなにやるんだろ！！」

「わこいれ〜！」

そこに居たから

𝑒𝑛𝑑