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弟が眠ったまま 亡くなった
昨晩もいつも通り 野球の練習をして 帰ってきて
けちゃ
けちゃ
ちぐさ
けちゃ
なんて言って ご飯を食べて眠った
そしたら翌朝 野球あるのに起きてこなくて
起こしに行ったら 冷たくなっていた
急性心不全だった。
まだ 中学生だったのにと 俺と親は ショックを受けた
その頃お母さんは 第3子を身ごもっていて
亡くなった 弟の分も愛情をかけようと 決めた
それから数年
もう1人の弟の方は、 すくすく成長し
小学二年生になった
弟は物置から、昔 お兄ちゃん(この子にとっての) が使っていた野球道具を見つけ出し
心音
と頼まれた
俺はなんだか懐かしい気持ちになり キャッチボールをしていた
きっと弟を思い出していたんだと思う
野球に興味を持った 弟は
スポーツ少年団に入り
初めてしあいにでるとこになった
初試合の時に 新しいバットを買ってあげようと 思ったけど
弟が
心音
と言って
お兄ちゃんのバットを 持ってバッターボックスに 立った
弟は見事な ヒットを放ちチームに貢南犬した (南犬を合わせた漢字ってなんだっけ)
帰りに弟に
ちぐさ
というと
弟は嬉しそうにバットを持って
心音
と言った
弟が弟を見守ってるような気がして
俺はなんだか 嬉しくなった