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勇次郎体調不良

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勇次郎体調不良

1 - ヒロインにたるもの

♥

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2022年11月19日

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更衣室

今日は体調が優れない、そう感じたのは朝起きてすぐだった。 頭痛、咳、吐き気。熱もあるだろうが、計ったら余計に体調が悪くなりそうでやめた。

愛蔵

勇次郎?

愛蔵が話しかけてくる。珍しく心配な顔をして。

愛蔵

お前大丈夫か?顔色悪くね?

勇次郎

大丈夫だよ。そんな事より早くしないとイベント始まるぞ

愛蔵

はぁ!?分かってるし!

いつものこの声もうるさく感じる。大声が頭に響く・・・大丈夫た。 今日は1曲しか歌わないし、その後は握手会さえ終わればもう仕事はない。早く帰って寝れば治る。そう思って思い体を引きずってまでここに来た。

コンコン

マネージャー

失礼します。

マネージャー

LlP×ᒪlPさん!スタンバイお願いします!

LlP×LlP

ハイ!!

LlP×LlP

みんな!今日も来てくれてありがとう!

LlP×LlP

今日を迎えられたのはジュリエッタのおかげだよ!

LlP×LlP

今日の曲は、「ロメオ」だよ!

ファン

待ってましたぁ!♡

〜〜♪〜〜♬

勇次郎

はじめましてお嬢さん西の国から

勇次郎

愛の為にあなたに会いに来ました

勇次郎

(ゔっ、ちょっとヤバイかも、)

勇次郎

(でも、我慢我慢、)

勇次郎

急な話ですけどよろしければ驚かないで

勇次郎

僕のお姫様になってください

愛蔵

悩んでるの?お嬢さん浮かない顔は似合わないよほらほら耳を貸してよ

愛蔵

もしもよろしければですが俺と一緒に全て捨てて逃げよう東の国へ

〜〜〜〜♬〜〜♪

LlP×LlP

ありがとう!

LlP×LlP

また来てねー!

ファン

キャー!

勇次郎

(ヴッ耳に響く…)

愛蔵

チラッ(アイツ大丈夫か?本当に)

後は、握手会だけになった。全力で歌ったせいか余計に体調が悪化したけど、これが終われば帰れるからと言い聞かせて会場に向かう。

勇次郎

(ふぅ、まだイケる)

マネージャー

失礼します。

マネージャー

染谷さん柴崎さん水です。どうぞ今日もいい感じでしたよ!

LlP×LlP

ありがとうございます!

マネージャー

後は握手会だけだから頑張ろう!

LlP×LlP

はい!

途中、愛蔵から痛いほどの視線を感じたが気付かないふりをしておいた。

マネージャー

No.1番さんどうぞ中に

ブリコ

はぁい!♡

愛蔵

(うわっこの女苦手、………)

勇次郎

(こんな時に限ってNo.1番がぶりっ子かよ)

LlP×LlP

いつも応援ありがとう。ジュリエッタ

ブリコ

きゃー!

マネージャー

時間でーす!

ニコッと笑って握手する。何人かには熱があることを疑われたが、歌った後で体が熱くなっているだけだとごまかした。

ブリコ

もぅ終わりなのぉ

ブリコ

いつも応援してるからね二人ともチュッ

LlP×LlP

(うえっ、)

順調に握手会は、終わりとなった

握手会を終えて帰ろうとしていると、愛蔵に声をかけられた。

愛蔵

おい。

勇次郎

・・・なに?僕もう帰るんだけど

愛蔵

送ってく

勇次郎

は?

愛蔵

だから、送ってく

勇次郎

いや、聞こえてるから。何でそうなったか聞いてるの

愛蔵

お前、体調悪いんだろ

勇次郎

!!・・・別に。ちょっと怠いだけだし

愛蔵

嘘つくな

勇次郎

嘘ついてないし

愛蔵

そんな顔色で言われても説得力ねーんだよ。お前今時分がどんな顔しているかわかっているのか?

勇次郎

鏡ないし、分かんないよ

愛蔵

顔、スゲー赤いぞ。それに、お前無理しているときにはいつも手握りしめているんだよ

勇次郎

っ、

愛蔵

はいはい、じゃあ帰るか

勇次郎

うん・・・

もう反論する気力もなくなって、言われるままにする。

愛蔵は、帰っている途中でコンビニに寄っていた

勇次郎

なに、買ったの?

愛蔵

ん?ゼリーと市販の薬、後は熱冷まシートだな

勇次郎

え、なんでそんな物?

愛蔵

なんでって、看病に必要だろ?

勇次郎

かん、びょう?

愛蔵

おう、看病

勇次郎

えぇ!?ッ、ゲホッゲホッ!

愛蔵

あーほら、でかい声出すから

勇次郎

だって、愛蔵から看病とか言う言葉が出てくるなんて・・・

そんな事をしていると家につく。

家に入ると、愛蔵にベッドに押し込まれた。

勇次郎

ちょ、なにするのさっ

愛蔵

病人は大人しく寝てろ

勇次郎

何言ってんの、僕だってお茶くらい出すよ

愛蔵

お前こそ何言ってるんだ?看病しに来たのに気使わせたら意味ねーじゃん

勇次郎

そ、だけ、ど

勇次郎

ヴッ

愛蔵

?!勇次郎

勇次郎

ごめっ、っ吐く

愛蔵

マジ!?ちょっと待てよ。ほい、袋あるからここに吐け

そう言って、さっきのコンビニの袋を差し出してくれる。

勇次郎

〜ッ、ゔぇッゲホッゲホッオエッビチャビチャ

愛蔵

苦しいな、大丈夫だから

勇次郎

ゲホッ、ゴホッ……オェっ

しばらく吐いていたが、落ち着いたのかガクッと体から力が抜けて愛蔵に全体重を預けた。動かそうとしても、体が言う事を聞いてくれない。

愛蔵

勇次郎、このまま寝ていいから

勇次郎

っ、ん・・・

目が覚めると6時になっていた。流石に愛蔵も帰っただろうと思い、体を起こす。すると、聞こえるはずのない声が聞こえてきた。

愛蔵

あ、勇次郎起きた?

勇次郎

!?

愛蔵

起きたなら熱だけ計るぞ。多分下がってはないと思うけど

勇次郎

なんで、いるの?

愛蔵

はぁ?病人おいて帰れるわけ無いたろ

ピピピ

愛蔵

どれどれ〜?・・・ゲッ

勇次郎

何℃?

愛蔵

38.7℃だいぶ高いな・・・

勇次郎

あいぞっ、寒い

愛蔵

マジか・・・こりゃまだ上がるな。とりあえずなんか温かいもん作ってくるわ

勇次郎

いかない、で

愛蔵

安心しろ。お前が元気になるまでそばにいてやるよ

勇次郎

ありがと///

この後良くなりました

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