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rara🎼
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 二次創作
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第42話『小さな輪の心配』
夜。
静かな部屋の中、すちはベッドの上に寝転びながらスマホを手にしていた。
昼間は仕事で慌ただしく過ごしていたが、落ち着いた今になってふと胸のざわつきがよみがえってくる。
すち
あの日から、表情は笑っている。
会話だって普通にこなしている。
だが、どこか「違和感」が尾を引いていた。
思い切って通話アプリを開く。
連絡先の中から「みこと」を選び、呼び出しボタンを押した。
ワンコール。
ツーコール。
やがて、気の抜けた声が返ってきた。
みこと
みこと
すち
みこと
みこと
みこと
ためらいながらも、すちは切り出す。
すち
みことの声が、一瞬だけ静かになった。
それから、小さく息を吐く。
みこと
二人の間に沈黙が落ちる。
互いに同じことを思っていたとわかった瞬間、余計に言葉が重くなった。
みこと
すち
みこと
みこと
すちは声を落とす。
すち
すち
みこと
みことの声が強くなる。
みこと
みこと
すち
二人の言葉が重なり、静かな同意の空気が流れる。
みこと
みことが続けた。
みこと
みこと
すち
すちは眉を寄せる。
すち
すち
みこと
短く頷く声が、受話口の向こうから聞こえてきた。
ベランダのカーテンが風で揺れる。
外からは遠くで走る車の音。
それらの雑音が、二人の会話をより親密なものにしていた。
すち
みこと
すち
問いかけに、みことはしばし黙った。
やがて、少しだけ自嘲するように答える。
みこと
みこと
すち
みこと
みこと
その言葉に、すちは少し救われた気がした。
すち
みこと
すち
みこと
みこと
みことの声は穏やかで、けれど芯が通っていた。
すち
みこと
みこと
みこと
すち
すちはスマホを持つ手に力を込めた。
すち
すち
二人の会話はやがてくだらない雑談に移っていった。
最近見た動画の話、仕事での小さな愚痴。
けれど、その軽口の奥には同じ想いがあった。
――らんが少しでも安心できるように。
それだけが、二人の共通の願いだった。
みこと
すち
みこと
みこと
すち
互いに笑う気配が、電話越しに伝わる。
時計の針は日付を跨ごうとしていた。
すち
みこと
すち
みこと
みこと
すち
みこと
通話が切れ、部屋に静けさが戻る。
すちはスマホを置き、天井を見上げた。
すち
すち
直接問いただすことはできない。
けれど、放っておくこともできない。
その葛藤を胸に抱えながら、すちは目を閉じた。
小さな輪の中で交わした心配が、少しでも力になりますように――。
第42話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡430
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コメント
1件
毎日ありがとうございます✨