コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
主
主
主
主
主
幸次郎side
俺には今現在 めちゃくちゃ好きな奴がいる。
それは従兄弟の和音の 幼馴染み栗山 颯の事だ。
颯はたぶん忘れているだろうが、 小さい頃に一度会ったことがあるのだ。
幼い頃の俺は髪が長く、 整った顔のせいで女の子みたいと 揶揄われ、友達が居なかった。
そんな俺と颯が出逢ったのは、 和音と俺と颯の家族で キャンプに行った時のこと だった。
颯
颯
1人遊びをしていた 俺の元に颯がやって来たのだ。
颯
幸次郎
颯
颯
颯は屈託のない笑顔 を向けた。
颯
幸次郎
颯
幸次郎
あの時のことは今でも 鮮明に覚えている。
一緒に遊んで、飯を食って、 幼くても分かる。
楽しいとかじゃない、 別の胸の高鳴り、高揚感。
あれが俺の初恋 だった。
けれども、同性同士の 恋愛はなかなか理解してもらえない。
今までずっと颯を好きだと 公言したことはなかった。
だからといって、 誰とも付き合ったことが ない訳ではない。
あえて女と付き合い、颯への気持ちを 無いものにしようとしていた 時期ものあった。
颯への気持ちを抑えようと すればするほど胸の奥がキュッと 苦しくなった。
元カノ
元カノ
彼女達の言葉にひたすら 傷つく日々ー。
答えはいたって シンプルだー。
〝君達に好意がないから〝
その頃の自分は不思議で 好きでない相手でも迫られれば なんだって出来た。
ハグもー。
キスもー。
それ以上の肉体関係もー。
元カノ
元カノ
随分前に別れた元カノ の言葉が今になってようやく 理解できるようになった。
その子はそれまでの子と 違い、あらゆる面で鋭かった。
俺の本性を全て暴いて、 全てを見通してしまうような 気がした。
案の定、付き合い始めて数日後 彼女は全てに気がついた。
元カノ
元カノ
元カノ
元カノ
彼女の瞳は潤んでいた。
その時、始めて気づいた。 自分のしている事がどんなに人や自分の心を傷つけることか。
それから俺は自分の気持ちに 嘘をつくのをやめた。
主
主
主
主
主