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これは数十年前のある屋敷での話

私はハナ、メイドとしてユリお嬢様に仕えているものだ

そして私にも友達のメイドがいる

スミレ

ハナーーー!!

ハナ

あっスミレ!

彼女はスミレ

私と同じくユリお嬢様に仕えているメイドである

ここには2人のメイドとお嬢様しかいないが賑やかで、楽しい生活を送っている

ユリ

ハナ、スミレ、ちょっといい??

ハナ

はい!

スミレ

はい!

ユリ

さっきテレビであっていたんだけどね…

ユリ

たこ焼きロシアンルーレットしてみない?

ハナ

たこ焼きロシアンルーレット?

スミレ

あっ!知っています!たこ焼きの中に色々具材を入れて皆で食べていくやつですよね

ユリ

そうそう!甘いものや辛いものを入れたりしてさ、3人で盛り上がりたいなって

ユリ

……どう?

ハナ

楽しそうですね、やりましょう

スミレ

賛成ー!

ユリ

じゃあさっそく準備に取り掛かりましょうか

スミレ

はい!

ハナ

はい!

私達はメイドとお嬢様、という関係であるが3人とも仲が良く、本当の家族みたいに暮らしている

街でも評判になるほどの仲良しだ

今日も楽しくお嬢様達と1日を過ごしている

ユリ

できた!

スミレ

美味しそうですね〜!

ハナ

焼き加減も丁度いい…

ユリ

2人とも、中に具材入れたよね?

スミレ

入れました〜!

ハナ

バッチリです!とびっきり不味いものを入れましたよ

スミレ

えぇ?!絶対当たりたくない〜笑

ユリ

私も〜笑

ハナ

いやぁ…私も当たりたくないわ

3人

あはは!!

ユリ

じゃあ…せーのっで食べるよ!

スミレ

はーい

ハナ

はーい

3人

せーのっ!

3人で見た目は変わらない美味しそうなたこ焼きを食べた

チーズの味が口いっぱいに広がってとても美味しい

と、いうことはユリ様かスミレだ

スミレ

………

ユリ

……

ユリ

美味し〜♪

ユリ様は可愛らしい笑顔でたこ焼きを食べている

ということはハズレはスミレだ

スミレ

まっずっっっっっっ!!!

スミレ

なにこれ!!

スミレ

たこ焼きの中にジャムと唐辛子とりんごの欠片入ってるんだけどぉ…!

ユリ

私はそんなもの入れないわよ〜

スミレ

てことは……

スミレが泣きそうな目でこちらを見つめてくる

ハナ

うふふ♪私作でーす!

スミレ

やっぱりぃぃぃぃ!まずいって!

3人

あはは笑

ハナ

それにしても私がたこ焼きの中に入れたもの全部当てるなんてすごいね

スミレ

そんな事で褒められてもぉぉ…

ユリ

うふふ笑

ハナ

あはは笑

スミレは本当にこの世の終わりみたいな顔をしていた

そんなにまずかったのかな? ジャム、唐辛子、りんごの欠片入りのたこ焼き

ユリ

じゃあ気を取り直して2回戦目にレッツゴー!

スミレ

うぅ…まずかった…

ハナ

次は誰が来るのでしょうかね笑

私達は再びたこ焼きを選んで口の近くに運ぶ

3人

せーのっ

私達は一斉にたこ焼きを頬張った

ハナ

……

ユリ

……

スミレ

……

口に入れた瞬間タコとウインナーの味が口いっぱいに広がった

どうやら私は運が良かったようだ

2回連続でとても美味しいたこ焼きを食べることができた

あとはユリ様とスミレ…

ユリ

美味しっ♪わさびの味もしてて最高♪

ん?ワサビは私が大量に入れたのだが…

ワサビだけじゃ普通だなと思ってたこ焼きがはみ出るくらいに入れた

今ユリ様が食べたたこ焼きはほぼワサビの味なはずだか…

ユリ

うーん…♪本当美味しいわ〜!

ハナ

ユリ様ってワサビに強いんですね

ユリ

えぇ、ワサビは生で直接いけるほど好きなの♪

ハナ

そうなんですね…

私は若干引き気味に頷いた

今回のハズレはユリ様ということか

スミレ

うぇっ…

ハナ

え?

ユリ

あら

スミレ

あっまっっっっいいいいいい!

スミレ

うぇぇぇ…

スミレの顔は苦虫を噛み潰したような顔をしていた

ユリ

2度目…ね笑

ハナ

運なさすぎない笑

ハズレより当たりの数が多いはずだがスミレはまたしてもハズレを引いてしまった

スミレ

いやいやいやいや、たこ焼きに角砂糖3個!

スミレ

若干熱で溶けててマジで美味しくない!

ユリ

あ、それ私が入れたわ!

スミレ

ユリ様〜……

3人

笑笑笑

スミレの今まで見たことがない顔に私とユリ様はツボってしまった笑

ユリ

じゃあ、もう一回レッツゴー!

スミレ

もうハズレは嫌だぁぁぁ!!

ハナ

また美味しかったらいいな〜

そしてあと残った100個のたこ焼きがなくなるまで私達はロシアンルーレットを楽しんだ

結局、最後の最後までスミレはハズレを引き続づけた笑

スミレは死にそうな顔をしていた!

スミレ

もうロシアンルーレットは嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!

ユリ

美味しかった♪

ハナ

ですね笑

そしてロシアンルーレットをした後、私達はカードゲームや人生ゲームをして遊んだ

時間はあっという間に過ぎてゆき、気がつけばもう日が暮れていた

ユリ

あ~〜っ!楽しかったぁ

ハナ

そうですね、今日は久しぶりの休日ですから

スミレ

いつもはユリ様はモデル、ハナは医者、私は保育園の先生してるからねぇ

ハナ

全員が仕事ないのはあまりないしね

ユリ

そうそう、私がいつも遅いから本当2人がいてよかったよ

ユリ

めっちゃ助かってる

スミレ

私達はユリ様のメイドですから!

ハナ

いつまでも傍にいさせていただきます

ユリ

ありがとーー!!

ユリ

あ、そうだ!

そう言ってユリ様が立ち上がる

ユリ

日頃の感謝を込めて今日は私が料理作るよ!

スミレ

ええ?!

ハナ

本当ですか?!

ユリ

うん!

スミレ

でも…作り方わかります…?

ユリ

………

ハナ

やはり私達が…

ユリ

うどんなら全種類作れるわよ!何うどんがいい?

スミレ

私わかめうどん!

ハナ

では月見うどんで

ん?うどん全種類作れるのにほかは作れないってなんなのだろう?

ユリ

よーしっ!じゃあランチルームで待ってて!

ハナ

はーい

スミレ

了解でーす!

ユリ様はキッチンへ向かい、私とスミレはランチルーム(食堂のような場所)に向かった

ランチルーム到着

スミレ

今日ユリ様の手作りうどんが食べれるぅ!

ハナ

嬉しいね!ユリ様の手作りうどんなんて初めて食べる!

私とスミレはユリ様の事が大好きで尊敬している

だからそんなユリ様の作るうどんは何よりも楽しみなのだ

しばらく話しているとユリ様がこちらに来た

ユリ

お待たせ!うどん作ってきたよ

スミレ

?!

ハナ

?!

ハナ&スミレ

ええ?!美味しそう!!!

ユリ

うふふ、でしょー!

ハナ

これ全部ユリ様が?

ユリ

ええ!はやく食べて食べて!

スミレ

いただきます!

ハナ

いただきます

私はユリ様が作ってくれた月見うどんに手を伸ばす

卵がシャンデリアの光に照らされ、光っている

卵を箸で割ると、まるで月のようなまん丸とした卵から黄身がとろ~りと出てきた

それを少し混ぜてうどんをすする

ハナ&スミレ

?!

ハナ&スミレ

パクっ

ユリ

どうかしら?

ハナ&スミレ

めちゃくちゃ美味しいです!

ハナ

すごいですね!ユリ様!

ハナ

とても美味しいです

ユリ様が作ってくれたうどんは私が今まで食べてきた中で一番美味しいうどんだ

流石ユリ様…

スミレ

これ大好きですー!!

ユリ

よかった…!たくさん食べてね!

ハナ&スミレ

はーーい!

そして私達はうどんを食べ終え、お風呂に入って夜の仕度をして就寝時間になった

3人

ふぅ~

ハナ

今日は日頃の疲れが吹き飛びましたね

スミレ

ほんとほんと!明日からも頑張れそう!

ユリ

私もー!

ユリ

じゃあ…おやすみ!

ユリ

また明日ね!

ハナ&スミレ

おやすみなさーい!!

そうして私達は各部屋へいった

ハナの部屋

ハナ

あーー楽しかった!

ハナ

また明日もお休みが良かったなぁ…

ハナ

みんなお休みなの3週間に一回くらいだし…

ハナ

また次は何して過ごそうか

ハナ

うふふ♪楽しみ…

そうして私は眠りについた

私はこの時、この時間がずっと続いたらいいのにな、と考えていた

このあと、あんな事になるなんて考えてもいなかった

数時間後

あれ?なんか煙の匂いがする…

それに…

??

ハナ!ハナ!ねぇ!起きて!

誰の声?

誰が私を起こしているの?

ハナ

うーん…

スミレ

ハナ!はやく起きて!

ハナ

バッ

スミレに起こされ、私は目を覚ました

スミレ

やっと起きたー!

スミレ

ねぇ、大変!館中に火が回ってる!

ハナ

え…?どうして…

目を覚ますと、私の部屋の中は火に包まれていた

スミレ

分かんない!館の中から火が出たのか、誰かが放火したのか…

スミレは涙目でいう

ハナ

そんなことよりもユリ様を助けないと!

私達は3階で寝ていて、ユリ様は2階で寝ている

下から火が来ているのだから間違いなく、ユリ様の部屋は私の部屋よりも火が回っているだろう

スミレ

うん!急ごう!

私達は大好きな人を助けるために地面を蹴り、すごい速さでユリ様の部屋に向かっていった

ユリ様が無事でいてくれ…と願いながら

ハナ

ハアッ、ハアッ…ユリ様!

スミレ

あ!ハナ!あそこ!

ハナ

ッッ!

案の定ユリ様の部屋は私の部屋よりも火が早く回っており、ユリ様は机の下に倒れている

ハナ

急いで助けよう!

スミレ

うん!

ユリ

……

ユリ様は息が止まりかけている

急いで外に行かなければ私も、スミレも、ユリ様も危険な状態だ

私達は再び館の通路を駆け出した

スミレ

…!

ドンッと急に後からスミレが押してきた

ハナ

わっ!

私は躓きそうになったが、すぐに体制を立て直し、ユリ様を落とさないように気をつけた

その瞬間、どこからか、ガラガラという何かが崩れる音が聞こえた

ハナ

なにするのスミレ……って

ハナ

え?!

スミレ

……

後ろを見ると、スミレが崩れてきた柱に潰されている

ハナ

ねえ!どうしてそんなことに!

ハナ

もしかして…押してきたのは私を庇ったから?

スミレ

えへへっ…柱が崩れてきてるとこ見ちゃったんだ

スミレ

丁度ハナとユリ様の方に向かうから、押すことでしか助けれなくて

スミレ

で、私は潰されちゃった

ハナ

早く助けなきゃ…

私はユリ様を優しく床に置いて柱をどかそうとする

スミレ

まって!

急にスミレが叫んだ

ハナ

なに?早く助けたいから、じっとしてて…

ハナ

絶対助けるから…

スミレ

ねぇ、周りを見てよ

スミレ

もうほとんど火が回ってる

スミレのいった通り、足場のほとんどが火で埋め尽くされていた

ハナ

そうよ!だから助けるの!

スミレ

私なんかよりユリ様を助けてよ!

スミレ

私はユリ様のメイドなんだから!

スミレ

私より優先すべき人物がいるのよ?!

ハナ

でも…!でも…

スミレ

早く行って!じゃないと手遅れになる

こんなにスミレが怒っているのは見たことがない…

スミレの目には涙が浮かんでいた

私も目の前が涙で滲んでくる

ハナ

……

スミレ

ほら、はやく

スミレ

絶対ユリ様を助けてね

ハナ

分かった…

ハナ

ごめんね、スミレ

私はユリ様を抱きかかえ、スミレがいた所を去った

もう顔は涙でぐちゃぐちゃだろう

ハナ

ツッ!グスッ

スミレ

いったね…

スミレ

よかった…私の想いが届いて

スミレ

ハナじゃ無かったらきっとここに残ってたよね

スミレ

主を助けないで

スミレ

(熱い、足元が、全身が…)

スミレ

(そして今まで感じたことのない痛みだ)

スミレ

でも…さ、親友を怒鳴って追い払った時の心の痛みのほうが痛いや

火がスミレを包み込む

スミレ

熱っ!!

スミレ

ハナ…ユリ様…今まで、ありがと、う

スミレ

だい、すき

スミレ

そして炎は1人の少女を無情にも包み込んでいき、燃やしていった

一方ハナは…

ハナ

ハアッ、ハアッ

火の回りが速い、速くしないと…

ユリ

ねぇ…ハナ

ハナ

えっ!ユリ様!

ユリ様が目を覚まし、それに気を取られていたら

ハナ

あっ!!

瓦礫につまずいてユリ様を落としてしまった

ハナ

うっっ

ユリ

ユリ様は2メートルくらい転がった

ハナ

ユリ様!ごめんなさい!今行きます

ユリ

まってよ…

ハナ

え…

ユリ

ハナさ、私を助けてくれるつもりだったでしょ?

ハナ

勿論です、ユリ様は私達の主ですから

ハナ

あとは…親友との約束です

ユリ

私ね、ちょっと聞こえてたの

そうユリ様は告げる

ハナ

……

ユリ

スミレ…死んじゃったんだよね、私たちを庇って

ハナ

はいっ…

ユリ

私も後を追わなきゃ

ハナ

なぜ?!

ハナ

貴方様は死んではいけない方です!

ハナ

モデル業も史上初の賞を取るなど世界的なモデルになったじゃないですか!

ユリ

そうだね、

ハナ

スミレの後を追うなら私が行きます

ハナ

柱に気づかなった私の責任ですから

速くユリ様の元へ行きたいが、足がさっき転んだときにガラスが刺さり、思うように動けない

ユリ

ハナさ、ガラス刺さって動けないんでしょ?

ハナ

ツッ!

ユリ

私のせいで…ごめんね

その瞬間、燃え上がった炎がユリ様に絡みつく

ユリ

ぅ゙っ

ハナ

ユリ様!!

ユリ

これで…スミレの元へいける

ハナ

ユリ様、ユリ様!!

ユリ

ばい、ばい

ユリ

楽しかったよ、ありが、と

そう告げたユリ様は炎に包まれていき、息を引き取った

ハナ

ユリ様ーーーー!!!

私はもう、生きる気力を無くしていた

ハナ

スミレ…ユリ様

親友も、主も亡くしてしまったから

ハナ

せめて…ユリ様の元で死なせて

そう言ってから私は燃え続けるユリ様の元へ行き、手を繋いだ

ハナ

あつい…

激しい痛みが私を襲う

ハナ

ギュッ

私はユリ様に抱きつき、今までの感謝を伝えた

ハナ

ユリ様、私も楽しかったですよ

ハナ

こんなにいい主と出会えて

ハナ

最高の仲間を見つけて

ハナ

本当に、ありがとうございました

ハナ

あとは…スミレ…貴方のお陰で私は明るい性格になれた

ハナ

貴方のお陰で、ここまでこれた

ハナ

大好きだよ

その言葉を告げた瞬間、ユリ様と同様に私にも炎が絡みつき、全てを燃やし尽くしていった

そして意識を手放した

地下で見つけたぜ!

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コメント

4

ユーザー

全員…逝ってしまってたんだね… めっちゃ幸せそうだったのに…何で火災なんか起きたんだ…あと何で全員居て館も生きてるんだ!?

ユーザー

ゑ!?!?!? 展開が衝撃的すぎる…… という事はメイドさんもメイドちゃんもお嬢様もみんな……亡くなってるという事!?!?!? え!?怖怖怖っ!? え……めちゃくちゃ続きが気になります!

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