真彩
ふーぅー
真彩
あ、そろそろ時間だ!
真彩
学校学校♪
あれから私は
海とはほどほどな付き合いをしている
好きにならないように
もう、これ以上好きになりすぎないように
...。
でも、幼なじみだから
合わない訳にはいなかい
海に気づかれないように
ゆっくり距離を取っていくつもり
真彩
ふぁーー
真彩
ねっむいー
海
わぁ!!
真彩
ぎゃぁーーーー
真彩
びっっくりした!
海
へへ!
海
真彩、おはよ
真彩
おはよ、かい
こんな感じで海はいつまでも私に絡んできます
毎朝一緒に登校なんてしてたら
距離置けないじゃん
海
でさぁー
海
それで玲央がさー
真彩
うん、...。
海
?
海
真彩どうかした?
真彩
え?
海
なんか、最近おかしいよ、
海
悩み事とかあるでしょ
真彩
ううん
真彩
ないよ!
海
絶対なんか考えてる
海
真彩の気が向いたら話してね
真彩
うん...。
真彩
ありがとう
海
(^ ^)
これが幼なじみのめんどくさいとこ
ちょっとした事でも築くんだよね、
でも、私も海の考えてることなんとなくわかるから
人のこと言えないんだけど
海
ねえ、まあy
真彩
あーー!
真彩
学校まで競走ね!
真彩
よーいドン!
真彩
(こんなに沢山話したらダメだよ!)
真彩
(いつか離れないといけないんだし)
ダ!!(走る音)
海
あ、まあやまってー!
ピタ、
真彩が振り返る
真彩
まだ来てない、大丈夫、
真彩
もっと離れないと!
海
え?
海
ちょ、
海
真彩!後ろ
自転車が猛スピードで降りてくる
真彩
え?
ダ!!ぐい!
海
間に合った、
海
ったくあぶねぇーな
海
あんなスピード出すなよ
海
怪我、ない?大丈夫?
真彩
う、ん...。
海
ちゃんと周りみてろよー
真彩
ごめん
ああ、
ダメ、
そんなに優しくしないでよ
私のことなんて
放っておいてよ
お願いだから
そんなに優しくしないで
もう、気持ちが停められなくなっちゃう、
真彩
...しないでよ
真彩
...好きになっちゃうよ(ボソッ)
海
ん?
海
なんか言った?
真彩
...。
真彩
言ってないよ
真彩
早く学校行こ!
海
うん!