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ゆず

6話目です!

ゆず

今回も美里くん視点です

理玖さんと出会って4週間が経った。

理玖(りく)

美里!良かったらなんだけど今度夜中以外にも会わないか?

美里(みさと)

ごめんなさいっ、ボク、昼間は…外に出ないから

昼間、外に出ないのはボクが現実から逃れたくてする行為だ。

理玖(りく)

そっか

理玖さんはボクについて何も聞かない。

それはボクに聞く勇気がないからだと思う。

だから今日はボクから理玖さんに質問してみようと思う。

そうしたら理玖さんもボクに知りたいことを聞けるかもしれないから。

美里(みさと)

理玖さんっ

理玖(りく)

ん?

美里(みさと)

理玖さんは、なんで…夜中に走って、ここまで来たの?

少し顔を俯き考えた後、理玖さんは震える口を抑えて言葉を発した。

理玖(りく)

…何もかも嫌になったから。元凶は家族だけどな

美里(みさと)

他にも、何か嫌なこと…あった?

理玖(りく)

叔父が死んだこと…だな

それから理玖さんの叔父について沢山教えてもらった。

理玖さんが泣いていた時笑わせてくれたこと。

家族の喧嘩に巻き込まれそうになった時助けてもらったこと。

もっと沢山思い出を教えて貰って…

今を生きている理玖さんにとってボクはその存在にはなれないと強く、強く実感した。

一月の人生を君に捧げる【完結】

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