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ruruha
全96話
105,054文字
第96話 相手のテンション高い日に、自分だけうまく乗れない
19
第95話 急に“この人、自分いなくても困らないな”って冷める瞬間がある
46
第94話 自分から話しかけた日は、あとから急に恥ずかしくなる
25
第93話 仲良くなると、逆に雑談できなくなる
第92話 相手が優しいほど、逆に距離感じる
第91話 自分だけ“帰った後も会話引きずってる側”な気がする
42
第90話 みんなといる時より、一対一の方が逆に緊張する
49
第89話 会話終わったあと、“変な間あったな”だけ残る
13
第88話 途中から、自分だけ“帰りたい側”になってる
18
第87話 急に“もう誰とも話したくない日”が来る
5
第86話 相手の機嫌悪いと全部自分のせいな気がする
10
第85話 仲良くなると、逆に何話せばいいか分からなくなる
15
第84話 仲いい人ほど急に距離取りたくなる
37
第83話 返信が来ないだけで関係ごと疑い始める
第82話 自分から誘ったのに、当日ちょっと行きたくなくなる
23
第81話 嫌われてないのに、好かれてる感じもしない
第80話 仲良くなるほど雑に扱われてる気がする
48
第79話 急に距離詰められると一歩引いてしまう
30
第78話 仲いいはずの人と話すほど、どうでもよくなる瞬間がある
36
第77話 誰とも会ってない日のほうが安心するのに、ちょっと負けた気がする
2
第76話 家に帰った瞬間、今日の自分が全部ダメだった気がする
27
第75話 チーム分けで余る瞬間が一番きつい
第74話 発表のときだけ声が急に変になる
第73話 席替えした直後の最初の一言が出ない
第72話 プリント回すときだけ存在がバレる
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4
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遥の相談室は、いつも言葉が遅れてやってくる場所だった。ここに来るのは、もう答えを探していない人たちだ。正しさも、解決も、救いも、すぐには手に入らない。それでも誰かが扉を開けるのは、黙ったままではいられなくなる瞬間が、確かにあるからだ。語られなかった時間と、選ばれなかった声が、静かに積み重なっていく。言葉になる前の重さが、ここに残っている。
放課後の空き教室で、日下部は静かに椅子を並べる。誰かを救うためではなく、ただ「話せる場所」を残すために。来るのは、うまく怒れない人、優しくしすぎる人、関係に疲れた人。日下部自身もまた未完成のまま、他人の言葉を受け取り、返し、少しだけ世界の見え方をずらしていく。答えは出ない。それでも会話は続く、放課後が終わるまで。
放課後の空き教室に、ただ机と椅子が並ぶだけの「相談室」がある。そこに来るのは、限界の少し手前で立ち止まった生徒たち。聞くのは高校生の蓮司。特別優しいわけでも厳しいわけでもない。ただ、決めつけず、急がず、相手の言葉の奥にあるものだけを拾う。劇的な解決は起きない。けれど、来たときより少しだけ呼吸がしやすくなる。ここは、壊れる前に立ち寄るための、例外の場所。
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