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俺と同じ、青色なのに。
海は、俺とは違い、キラキラ輝いてる綺麗な青色だった。
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海の水を少しだけすくうと
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ちゃぷっ……
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このまま潜ろうとしたら、
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水色の声がどこからか聞こえた。
慌てて辺りを見渡すと、こちらへ走ってくる水色の姿が見えた。
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いきなり声を荒らげる水色。 目から零れてくる涙はとても綺麗で。
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そんなの嘘。
気晴らしで来ただけだったが、心の奥では
「最期を迎えたいから、海に行こう。」
という考えしか無かった。
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さすがズッ友。 見透かされていた。
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俺の我慢していた糸が 「プツンッ」 と音をたてて切れた気がした。
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びっくりした。普段は声を荒らげない、滅多に怒らない青色の彼が怒鳴ったんだから。
怒っていて、いつもより口調はきつく、怖かった。
だが、涙を流しながら必死に訴えてくる彼からは、
どこか優しさを感じた。
自分が溜めていたであろう事を怒りながら伝えているが、
俺を傷つけないように、少し柔らかくして伝えている気がしてならなかった。
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あぁ、俺は、
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俺は、
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なんで、人のことを突き放してしまうのだろう。
たとえ、大事な人でも、必要な人でも、
相手の心を凍らせてしまって…挙句の果てには
傷つけてしまう。
だから今は、目の前で泣いている、綺麗な青色をしている彼を
ギュッ
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彼は、今までずっと
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ずっと必死に訴えてくれていたのに。
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全てを打ち明けると、水色の彼は優しく抱きしめてくれた。
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彼が言った通り、彼の腕の中は暖かくて…とても安心した。
安心したせいか、今まで閉じていた蓋が勢いよく開いてしまった。
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涙が止まらなくて
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優しい彼に甘えたくて。
でも、まだ俺の気は変わらなかった。
コメント
2件
やっぱりちゃんと話すとわかってくれるね