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俺は帰り道を歩いている時に、水色の彼に話をした。

kn

…ねぇ…っ、なかむ。

nk

ん?なぁに?

kn

今日の事さ、誰にも言わないでくれない?

nk

……ふっw

kn

nk

…いいよ。きんときが嫌がるだろうと思って元々言う気なかったし。

kn

……さすがズッ友w

nk

ありがとうございますw

kn

あっ。後さ、

kn

俺の事どうして探そうと思ったの?

nk

あ〜それね。

nk

俺たちゲームしてたじゃん?

kn

うん、してたね。

nk

途中できんときが居なくなったのにみんな気づいたんだけど、

kn

ほぉ。

nk

みんな、「きんときだから平気だよね〜」で終わったの。

kn

……

平気じゃないっての。

nk

でも、最近きんときの様子がおかしかったから、「ちょっくら出かけてくるわ〜」って言って探しに来た。

nk

それで、きんときが昔「海好きなんだよね。俺と同じ青色してるし綺麗だし。」

nk

って言ってるの思い出して海に来たの。

kn

よく覚えてるね…w

nk

まぁ…。

nk

で?なんで消えたいとか思ったわけ?

kn

……後に分かるよ。

nk

ふぅーん……?

kn

……さっ!帰ろう!

nk

…そうだね!

kn

ただいま。

nk

たっだいまぁ〜!

shk

おっ!帰ってきた。

br

あれ〜?きんさん、どこ行ってたの〜?

kn

ん〜w秘密

br

え〜?

br

なかむはきんさんが何処にいたか知ってるの〜?

nk

知ってるよ〜w

br

教えてよ〜

nk

きんときが嫌がってるから無理〜w

br

えーケチ〜

sm

あ、きんとき、こっち来い。

kn

?うん

何故か俺はスマイルの部屋に招かれた。

sm

なぁ、前した配信のコメント見たか?

kn

え…?

kn

見て…ない、けど。

sm

……じゃあもう言うわ。

kn

うん…?

sm

「きんとき暗い。」

sm

「きんときって奴暗くてつまんない。」

kn

……!

sm

……分かるか?

sm

疲れてるのかもしれねぇけど、動画では明るくしてくれねぇと困るんだわ。

sm

きんときじゃなくて、俺達が困る。

kn

……そっ…か。

kn

……ごめん。

sm

分かったならいい。

あぁ、また、まただ。

俺の心にどす黒いものが溜まっていく。

……スマイルが扉を開けると、

nk

…スマイル。

なかむが居た。

nk

動画の事を優先させるのはダメだとは言わない。

nk

でも、もう少しきんときの事を考えて。

nk

……きんときは、疲れてるんだよ。

俺の事を考えて、配慮して言ってくれていることに有難く感じた。

sm

…疲れてるのは分かってるんだよ。

sm

動画の時くらいは明るくできるようにしろと言ってるだけだ。

sm

それに、きんときだけが疲れている訳じゃない。みんな疲れてるんだよ。

nk

……そうだね…

nk

それはスマイルの言う通りだよ。

sm

だったら……!

nk

スマイル。

sm

nk

…お互いの事を考えなきゃ、スマイルが思う動画は作れない。

nk

……ね?

sm

っ…そうだな。悪かったきんとき。なかむ。

俺の方を見て丁寧に謝ってくれる紫色。

その後ろでは、微かに微笑んでいる水色。

kn

全然いいよ。

kn

なかむ、ありがとう……っ!

nk

…うん。ニコッ

……俺は自分の部屋へと戻った。

kn

はぁ……っ

kn

……。

俺は、赤いペンと白い紙を机の上に出した。

kn

っ!!

消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい!!

kn

はぁっ…はぁっ

kn

こんな事しても……意味は無いのに…っ!!

kn

なんで…っ、なんで!

kn

なんでこうなっちゃったの!?

kn

なんで俺はこんなにも苦しいの!?

kn

なんで俺は…っ、

死にたいと思ってしまうの?

nk

ふんふ〜ん♪

shk

…どうやらご機嫌のようだね?甘党パンダさん?

nk

うるさいなぁ…

nk

機嫌よくてもいいでしょ!

何気ない会話を緑色の彼としていると、

kn

~~~~~~!~~~~~~~~!?

kn

~~~~~~~~!!

nk

!?

br

何!?

kr

きんときか……?

kn

〜〜、〜〜?

nk

っ!俺!様子見に行ってくる!

ダッダッダッダッダッ……

nk

はぁっ…

nk

きんとき……っ。

ガチャッ!

nk

きんとき!

kn

……なかむ…?

nk

どうしたの?

nk

何があったの…?

彼を刺激しないように、優しく問いかけた。

kn

……う゛っ…

kn

う゛ぅぅぅ…ポロポロ

nk

あぁぁ…泣かないでぇ……

kn

なかむぅぅ…ポロポロ

nk

なぁに?どうしたの…?

俺を弱々しく抱きしめてくる彼は、目で見ても分かるくらい、弱ってきているみたいだ。

kn

もう……やぁ…!ポロポロ

泣きながら単語で話してくる彼は、子供のように愛おしくて。

nk

ん。よしよし…

なでなで……

kn

ん…ぅ。

nk

ありゃ?寝ちゃった…?

泣き疲れたのか、彼は夢の世界へと出かけて行ったみたいだ。

nk

ふふ...w

nk

……可愛い寝顔だね

俺は彼をそっとベッドに寝かせた。

nk

……みんな、話したい事がある。

shk

なかむ!きんときは!?

nk

……今から話すから。

shk

ごめん……っ。

4人はとても焦っていた。

…4人とも、きんときに冷たくしてしまっている自覚は無いようだ。

nk

……、

きんときが、危ないよ……

俺の叫びが残響を創る

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