岩本照
涼太…翔太…。起きてくれよ…
ボス
お前が、誰かのために泣く日が来るなんてな…
岩本照
ボス…
ボス
お前にとって、SNOWの仲間は…それほど大切なんだな…。
岩本照
大切だよ…。俺たちは仲間だけど…それ以上に…家族なんだ!
岩本照
あんたとは違う!
ボス
…そうだな…。私とは違う。
ボス
私は仕事だらけで、お前に構ってやれなかった…。
岩本照
都合のいい時だけ父親面すんなよ!!
岩本照
なぁ…あんたなら…亮平の居場所…わかんのか…
ボス
どうだろうね…
岩本照
はぐらかすんじゃねぇ!
岩本照
どうなんだよ…。わかんのか…わかんねぇのか!
ボス
…わかるよ。けど、お前達に彼を助けられると思っていない。
岩本照
な…
ボス
新しく2人仲間に加わったらしいじゃないか。
ボス
彼らは高校生なんだろ?。素敵な学校生活を台無しにして…、彼らの未来のことは考えているのか…
岩本照
……。
確かに…俺たちの事情で、
大介も辰哉も巻き込んだ…。
ラウール
…おいおっさん!
昔の口調に戻ってること…
こんなに早く到着するなんて、
思ってなかったから
開いた口が塞がらない…。
佐久間大介
ラウールさん…怖…
深澤辰哉
一匹狼ってホントだったんだね…
岩本照
ラウール…大介…辰哉…。
ボス
おや、久しぶりだねラウール。その口調、どうにかならなかったのかい?
ラウール
んなことどうでもいいんだよ!
ラウール
大介と辰哉を誘ったのは亮平で、
ここに来ると決めたのは彼ら自身だ!
ラウール
俺たちと同じだよ…。
ラウール
俺はあんたにスカウトされてここに来て、
自分の意思でSNOWに入った…
ラウール
何も変わらねぇじゃねぇか!
ラウール
あんたは…目的のために、俺らを利用してるに過ぎないんだよ…。
ラウール
だから今度は、あんたを利用してやる。
ラウール
大事な仲間を…家族を助けるためにな…。
岩本照
ラウール…。
ラウール
照。お前も覚悟決めろ。
ラウール
妹が殺されて、亮平を妹と重ねて…
今度は亮平まで失いたいのか!
岩本照
ッ…
自分でも気づかないうちに…
亮平を守る事で、自分の存在価値を見出していたんだと思う…。
ラウール
照。
ラウール
俺たちが、SNOWにいるのは…
俺ら自身の意思だけど…何より…
ラウール
お前が導いてくれているから
俺たちは背中を預けられるんだ。
ラウール
怖気付いてんじゃねぇよ!照!!
ここまで一緒に生きてきてんだ…。
今更、後戻りはできねぇんだよ。
佐久間大介
俺達もですよ。照さん。
岩本照
大介…辰哉…
深澤辰哉
僕達は、人を殺したりしたことはありません。
深澤辰哉
それでも、俺たちは…自分の意思でここに来ました。
佐久間大介
危険な目にあうかもしれない…。生きて帰れないかもしれない……。
佐久間大介
もちろん不安だし、恐怖でいっぱいです。
佐久間大介
だけど…
深澤辰哉
亮平くんの方が、苦しい思いをしてるはずだから!
佐久間大介
友達として…仲間として助けたいんです!
岩本照
…2人とも…。
向井康二
2人だけやないで!
目黒蓮
俺たちのことも忘れないでよ。
岩本照
康二…蓮…。なんで、仕事は。
目黒蓮
そんなの抜けてきたよ。
向井康二
大変やったんよ?いきなり飛び出して…後始末は全部俺。
目黒蓮
それはごめんじゃん…
向井康二
まとにかくな、照。
向井康二
俺たちはもう、あんたについて行くと決めてんねん。
目黒蓮
SNOWがあっても、無くなったとしても…。
岩本照
みんな……
岩本照
ありがとう…
岩本照
父さん…。
岩本照
俺たち、亮平を助けに行くよ。大事な家族を迎えに行くよ。
岩本照
だから父さん。亮平が連れていかれたところに心当たりがあるなら、教えて欲しい…。
岩本照
お願いします
ボス
……。お前達…全員に一言だけ……。
ボス
亮平を連れて、生きて戻ってこい。
どれだけ怪我をしても、俺が治してやる。
ボス
自分たちにできることを最大限に発揮して
亮平を救い出せ!いいな?
SNOWメンバー
はい!