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この世には、人知れず“闇”と戦い続ける者たちがいる。
(産屋敷耀哉) 「……報告は、以上です」
(産屋敷耀哉) 「十二鬼月とは別系統の鬼…… 我々はそれを――**“影鬼”**と呼んでいます」
(冨岡義勇) 「……聞いたことがない」
(胡蝶しのぶ) 「記録にもありませんねぇ。 ふふ……厄介そうです」
(宇髄天元) 「派手じゃねぇなァ…… だが、嫌な予感はするぜ」
(悲鳴嶼行冥) 「……鬼の“質”が、変わってきている…… 南無阿弥陀仏……」
(産屋敷耀哉) 「ええ…… そして、この影鬼に対抗するため――」
(産屋敷耀哉) 「私は、ある決断をしました」
柱たちの空気が変わった
(煉獄杏寿郎) 「ほう! それは一体、なんでしょうか!」
(産屋敷耀哉) 「――“個性的な剣士たち”を集めます」
(産屋敷耀哉) 「型に収まらず、危うく、 それでも――鬼を斬る“覚悟”を持つ者たちを」
(時透無一郎) 「……問題児、ってこと?」
(伊黒小芭内) 「……統制は取れるのか?」
(産屋敷耀哉) 「ええ…… だからこそ、“特別部隊”です」
正義だけでは、鬼は斬れない。 憎しみだけでも、生き残れない。
人と鬼の狭間に立つ者たちが、 今――静かに集められようとしていた。
“その剣士たちは、まだ名も知られていない”
(産屋敷耀哉) 「柱の皆さん…… 一つ、お願いがあります」
(冨岡義勇) 「……何でしょう」
(産屋敷耀哉) 「各地の村へ向かい、 鬼に立ち向かう覚悟を持つ人々を…… 鬼殺隊へ、勧誘してきてほしいのです」
(胡蝶しのぶ) 「あら……それは、 “普通の剣士”ではない、ということですか?」
(産屋敷耀哉) 「ええ…… 剣の才能がなくとも構いません」
(産屋敷耀哉) 「ただ…… 鬼を前にしても、心が折れない者を」
(宇髄天元) 「……なるほどな。 だが派手に言ってやるぜ? “命懸け”だってよ」
(悲鳴嶼行冥) 「……人々は、 すでに鬼に怯えきっております…… 南無阿弥陀仏……」
(産屋敷耀哉) 「……それでも、です」
(煉獄杏寿郎) 「安心してほしい! 鬼殺隊は人々を守る組織だ!!」
(村人A) 「……守る? この前も“守る”って人が来て…… 帰ってこなかった……」
(煉獄杏寿郎) 「……っ」
(胡蝶しのぶ) 「鬼殺隊に入れば、 大切な人を守れるかもしれませんよ?」
(村人B) 「……でも、 鬼になったら…… 自分を、斬るんでしょう?」
(胡蝶しのぶ) 「…………ええ」
(村人B) 「……無理です…… そんな覚悟、ありません……」
(冨岡義勇) 「……鬼殺隊に来い」
(村人C) 「……断ります」
(冨岡義勇) 「……理由は」
(村人C) 「……生きたいからです」
(冨岡義勇) 「…………」
(宇髄天元) 「……全滅だ。 一人も、来ねぇ」
(伊黒小芭内) 「当然だ…… 鬼殺隊は“死に場所”に見える」
(時透無一郎) 「……普通の反応、だと思う」
(産屋敷耀哉) 「…………」
(悲鳴嶼行冥) 「……それでも…… 必ず、います……」
(悲鳴嶼行冥) 「恐怖を超え…… なお、立ち上がる者が……」
(産屋敷耀哉) 「……ええ」
(産屋敷耀哉) 「だから私は、 “村人”という枠に縛られない」
(産屋敷耀哉) 「“選ばれる者たち”を、待ちます」
剣を取らぬ選択は、弱さではない。 だが――
それでも剣を取る者が、 この世界には、確かに存在する。
“名もなき者たちが、 運命に呼ばれる時”