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その辺に落ちていた剣を握った
モブ
父上との、鍛錬を思い出す
褒められたことなど、数えられるほどしかない
体など、万全では無いし、
握ることで手一杯だけれど、
私は、剣豪になれたのだと
そうやって示せば、
父上は、父上は私を
―――愛してくれると思った
モブ
振り下ろされる剣を避けながら、
私の剣をこの人に入れようとする
右だ。
哀歌
モブ
力でねじ伏せられる―――
体を逸らすな。
何度言わせればわかる
なにこれ、、言葉を受けて、
体が自然と動いていく
昔の動きを、体は覚えてたんだ
遅い、遅い。
なぜ早く動こうと努力しない。
力が、足りていないと言っている
哀歌
モブ
この人の言葉で、また吹っ飛ばされる
言葉に、操られているのか
この人の手の中で、踊らされているのか
狙った場所は全て無駄、
手に取ってわかるように、
すぐにかわされてしまう
モブ
もうダメだ、と思った
私は、剣豪になれていなかった
生きていたことも、無駄だと思ってしまった
すると、また誰かが話した
左だ。
その攻撃をかわし、1歩だ