蟲柱の継子？？に落ちる

あれから暫く経ち、私の知り合いは殆ど来た

カナヲ、玄弥、伊之助、黄色い頭の子

後は竈門だけだ

別に来なくてもいい

顔見たくないし

家事も大分慣れてきた

今は洗濯物が洗い終わったので、これから干す為に移動している

稽古場の方からぐるっと回って行くので 通る度に無一郎の声が聞こえる

無一郎、今日もしごいてる…

痛そう

絶対当たりたくない

隊士達に送り込んでいた冷たい視線とは全く違う

ニコニコと笑顔でこっちに駆け寄ってくる

こっちこっちと手招きされる方へ歩く

私が稽古場に入ると、下級隊士達がザワつく

にこやかに笑ってたけど、目が笑ってなかった

目が

もう、それはもう、怖い

バカ怖い…

私は無一郎の背中を押して稽古場を出て行った

沢山握ったおにぎりを一つ取って口に入れる

おにぎりを全部食べ終わり

無一郎を稽古場まで送っている

無一郎、さっきから何か言いたそうにしてるんだよね

鬼舞辻無惨と戦うに当たって、師範と話したことがある

それは

私の姉、カナエ姉さんを殺した鬼について

無惨と戦う前に、私たちは上弦の鬼を退治しなければならない

もし、姉さんを殺した鬼に会えた時の殺し方、対処法等を 話していた

私は無一郎が稽古場に入っていくのを見届けた後

残りの家事を済ませに行った