まどか
…誠一…⁇
誠一
…恵美じゃねぇか、一体なんの用だよ
まどか
……⁉︎…ど…どうしたの⁇………まさか…あの薬飲んだ⁇
というもので、配信者とかそういう奴らがたまに配信中に使って事故を起こしたりしているので話題になっていて
調査をして欲しいと僕達の元に何故か人数分来たのだ。
誠一
あのクスリ⁇……オレはなんも飲んでないが………
一瞬理解出来ないとでも言うかのような顔をしたあと誠一は、辺りを見渡してあの薬の瓶を見つけたらしく、そこに書いてある文字を読んで今の状況を把握したらしい。
まどか
はぁ…これからどうするか…
その時、ガチャリという音がした、恐らく健三がお風呂から出てきたのだろう。
健三
まどかさん、誠一くんただいま出ました…って…なんです?この状況…
まどか
け…健三〜…誠一が例の薬飲んじゃったみたいでさぁ…
健三
それでこんな状況になっているんですね…
誠一
………なぁ、所でここどこだよ…オレ事務所で寝てたはずなんだけど…
まどか
ここはデデニーのホテル、僕達は3人で旅行に来てるんだよ。
誠一
そうなのか………てかオレらってそんな旅行する程の仲良かったか⁇
健三
私と誠一くんはともかく、まどかさんと誠一くんは幼馴染ですからそれなりには…
誠一
は⁇…恵美の幼馴染はお前だろ。健三
まどか
…は⁇いやいや…そんな冗談はよしてよ………
健三
そうですよ、誠一くん。…私がまどかさんと幼馴染なんて…
健三
最高じゃないですか‼︎
誠一
……⁇お前ってそんなキャラだったか⁇…もっとなんか…恵美に呆れてるようなイメージしか無かったんだけど…
健三
なっ⁉︎…私がまどかさんに呆れている⁈そんなわけないじゃないですか‼︎
まどか
そうだよ、健三はいつも僕を甘やかしてくれる最高な記録者だし‼︎
誠一
……そうなのか…それはよかったな。
まどか
あ、勿論誠一も最高の記録者だよ‼︎…ずーっと一緒だったし…
誠一
ずっと一緒に過ごしてきてなかった場合オレ…いや、ここの踏分誠一は大切じゃねぇってこと⁇…それって…今のオレも全然大切じゃねぇって言ってるようなもんだろ。
健三
…誠一くん、それ以上は言ってはダメですよ。
まどか
……どんな誠一でも好きに決まってるじゃん‼︎…本音を伝えるのが恥ずかしいだけで…
誠一
…好き……ねぇ…なら抱いてみるか⁇
まどか
は⁇
誠一
だって…好きってそういうことなんだろ⁇
健三
誠一くん、いい加減にしてください。
誠一
なんだよ、神柴も混ざりたいのかぁ⁇
まどか
…………それ以上そんなことを言うな‼︎
まどか
僕は…確かに誠一が好きだし、そういうことをしたいとも思っているかもしれない‼︎…けど………
まどか
そんな軽々しく自分のことを売るような真似をするのはやめて。
健三
そうですよ誠一くん、もっと自分を大切にしてください。
誠一
オレはきちんとオレのこと、オレなりに大切してるよ
誠一
…まぁ……元いた方の世界でのアンタらもオレのこと、すごい心配そうに見てたけどさ。
まどか
…そう、なら…やめろとは言わないけどせめてそういう顔をさせないようなことをしてあげて。
まどか
多分、そっちの世界の僕も君のことが好きだろうからさ。
誠一
ははっ、なるべくそうするように気をつけるわ…
誠一
って……なんか…眠…く………
そう言って横の方に倒れた誠一の頭が健三の膝の上に偶然乗っかる、故意じゃないとはいえ膝枕は羨ましすぎる、
健三
…恐らく薬の効果が切れたようですね、ぐっすり眠っています。
まどか
そうか……あとで誠一にはおしおきしないとね。
健三
ふふっ、いいですね、それ。私も協力しますよ
まどか
ふふっ、ありがとね、健三。
健三
いえいえ、まどかさんのためならなんでもしますよ。
まどか
何でもは少し怖いからいいかも…