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紫翠
紫翠
紫翠
紫翠
紫翠
紫翠
向日葵のような君へ
強い風に煽られて黄色い花弁が宙に舞う
あたり一面に咲き誇る向日葵
現実みのない、その美しさに言葉が出てこなかった
ふいに名前を呼ばれて振り返る
太陽にも負けないくらいの眩しい笑顔で、僕の相方が手をふっているのが見えた
何故だが、ひどく
その眼差しが
懐かしいと思った
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
伏見ガク
通話
01:22:03
音声通話が終了しました。
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
楽しそうな彼の声を布団の中で思い出しながら穏やかな気持ちで目を瞑る
-- 30分後 --
困った
眠ろうにも顔がニヤけて仕様がない
どんだけ楽しみなんだよ僕
恥ずかしい
剣持刀也
いくら楽しみといえど僕達は多忙を極めるライバー
日々のスケジュールに流され、約束したことも忘れかけてしまう
前日になってようやく、その日が迫っている事に気付いた
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
ゆっくりと車は、走り出す
道中、僕の体調が悪くなっていないかチラチラと横目で確認するガクくんが面白かった
心配しなくても貴方が誰より優しいのは、知ってます
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
なんて
他愛のない話で笑い合うこの時間が幸せ
だけど
誘われて凄く嬉しかったと、素直に言えない自分が歯がゆい
しかも僕のそんな些細な心の動きさえ、全部バレてて
承知の上で隣にいてくれてる
剣持刀也を全肯定する男、それが伏見ガク
これでモテないとか言いやがるから憎たらしい
さすがに厳重に隠した僕の気持ちまでは、知る由もないだろうけど
伏見ガク
いやお前は、僕をどうしたいんだよ
剣持刀也
伏見ガク
眼前に広がる背の高い向日葵たち
ガクくんが言うように一本一本に存在感があるからか、大群になると謎の迫力がある
伏見ガク
黄色い海を泳ぐかのようにどんどんと進むガクくん
あっという間に覆い隠されて僕からは、見えなくなってしまった
剣持刀也
慌てて僕も自然が生んだ迷路に足を踏み入れた
紫翠