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紫翠

皆さん、はじめまして紫翠(しすい)と申します。

紫翠

小説を書くこと自体ほぼ初心者なので至らない点は、ご容赦くださいね

紫翠

はじめに
作者は、にじさんじ好きで特に剣持さん推しです。BL表現もあります(ハードではない)剣持受け固定で書いていきますので苦手な方は、お気をつけてお帰りください。

紫翠

このお話は、両片想いの咎人がドライブデートをするという内容です
ミステリアスな要素も含まれています

紫翠

最後に
お名前をお借りしている方々には一切関係ありません、お話も全て作者の妄想100%なのでご理解ください。

紫翠

それでは、いってらっしゃいませ。

向日葵のような君へ

強い風に煽られて黄色い花弁が宙に舞う

あたり一面に咲き誇る向日葵

現実みのない、その美しさに言葉が出てこなかった

ふいに名前を呼ばれて振り返る

太陽にも負けないくらいの眩しい笑顔で、僕の相方が手をふっているのが見えた

何故だが、ひどく

その眼差しが

懐かしいと思った

伏見ガク

それじゃ約束だぜ、とーやさん!来月空けといてくれよ。

剣持刀也

あはは、そんなに何度も確認しなくても大丈夫ですよ

伏見ガク

とやさんは、たまに抜けてるからなぁ~時間になっても来なかったら容赦なく置いてくぜ?

剣持刀也

僕は、全然構わないよ?ボッチの休日ドライブを楽しんでください

伏見ガク

可愛くねー

剣持刀也

はいはい、そろそろ寝ましょう。明日も朝から配信するんでしょ?

伏見ガク

え!?もうこんな時間?とーやさんと喋ってると時間の感覚なくなるんだよな

剣持刀也

ふふふ。時の魔術師と呼んでください

伏見ガク

おやすみロリコン高校生。

伏見ガク

通話終了

通話
01:22:03

音声通話が終了しました。

剣持刀也

解せん

剣持刀也

それにしても

剣持刀也

なんで急に『向日葵、見に行かないか』なんて言い出したんだろ、ガクくん

剣持刀也

まぁ案外あの人の事だからアニメとか映画とか何かの影響受けちゃったってオチかな

剣持刀也

安全運転で頼みますよガクくん

楽しそうな彼の声を布団の中で思い出しながら穏やかな気持ちで目を瞑る

-- 30分後 --

困った

眠ろうにも顔がニヤけて仕様がない

どんだけ楽しみなんだよ僕

恥ずかしい

剣持刀也

今、絶対顔キモいだろうなぁ……寝よ。

いくら楽しみといえど僕達は多忙を極めるライバー

日々のスケジュールに流され、約束したことも忘れかけてしまう

前日になってようやく、その日が迫っている事に気付いた

伏見ガク

いやー!晴れて良かったっすね、とーやさん

剣持刀也

そうですね。やっぱり青空の方が向日葵も映えますし

伏見ガク

だよな~!あ、シートベルトしたか?

剣持刀也

もちろん、僕の命はコレにかかってるんですから

伏見ガク

いやいや、警戒しすぎだぜ…某車ゲー配信のあの暴走は、エンタメであって

剣持刀也

わかってますって僕だってベテランの配信者ですよ

伏見ガク

さすが剣持刀也!わかってんね〜、よし出発!

剣持刀也

あっ!ちゃんとブレーキ周りの確認は、しましたか?左右確認と歩行者の有無も見て下さいね!?

伏見ガク

信用ねぇな…

ゆっくりと車は、走り出す

道中、僕の体調が悪くなっていないかチラチラと横目で確認するガクくんが面白かった

心配しなくても貴方が誰より優しいのは、知ってます

剣持刀也

そういえば、なんで向日葵なんですか?

伏見ガク

うん?

剣持刀也

花を見に行くなんて初めてなんで

伏見ガク

あー実は、こないだテレビの番組で向日葵畑が映ってさ

伏見ガク

それが、びっくりするくらい綺麗だったんすよ

剣持刀也

へぇー

伏見ガク

だから、とーやさんと見に行きてぇなって

剣持刀也

そこで僕を誘う所がガクくんですよね

伏見ガク

あー、なんだか唐突にスピード違反したくなってきたなー!

剣持刀也

ちょっ前!前見て下さい!僕が悪かったです、ごめんなさいっ

伏見ガク

わかればよろしい

剣持刀也

こわ〜…今この人に命握られてるんだった

伏見ガク

そうだぜ?キッズは、大人しくしてな

なんて

他愛のない話で笑い合うこの時間が幸せ

だけど

誘われて凄く嬉しかったと、素直に言えない自分が歯がゆい

しかも僕のそんな些細な心の動きさえ、全部バレてて

承知の上で隣にいてくれてる

剣持刀也を全肯定する男、それが伏見ガク

これでモテないとか言いやがるから憎たらしい

さすがに厳重に隠した僕の気持ちまでは、知る由もないだろうけど

伏見ガク

眠たかったら寝ててもいいぜ?着いたら起こしてやるからさ
あ、膝掛けいる?

いやお前は、僕をどうしたいんだよ

剣持刀也

うわぁ…!綺麗ですね

伏見ガク

ほんとスゲーわ!こんだけ咲いてると圧巻だな

眼前に広がる背の高い向日葵たち

ガクくんが言うように一本一本に存在感があるからか、大群になると謎の迫力がある

伏見ガク

あっ向こうも綺麗だぜ、とーやさん!

黄色い海を泳ぐかのようにどんどんと進むガクくん

あっという間に覆い隠されて僕からは、見えなくなってしまった

剣持刀也

えっ…ちょっと!高校生より、はしゃがないでくださいよ!

慌てて僕も自然が生んだ迷路に足を踏み入れた

紫翠

2話へつづく。

向日葵のような君へ。【咎人】

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