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YUKARI
オレはスーパーの中を見渡した。
佐藤 聡
コンビニも探した。
佐藤 聡
佐藤 聡
黒猫が光に包まれ人間の姿になった。
アル
佐藤 聡
アル
人間の姿になったことを確認したオレは キッチンへと向かった。
佐藤 聡
佐藤 聡
自宅近くの公園にたどり着き 歩き疲れてベンチの方へ向いた。
佐藤 聡
佐藤 聡
佐藤 聡
ベンチには黒猫が座っていた。
佐藤 聡
佐藤 聡
オレはアルが座っている ベンチに近づいた。
アル
佐藤 聡
佐藤 聡
オレはアルの前に置かれている 袋へと目を向けた。
佐藤 聡
佐藤 聡
佐藤 聡
アル
アルはオレの言葉など気にも留めず、 黙々とキャットフードを食べていた。
佐藤 聡
アル
佐藤 聡
佐藤 聡
アル
佐藤 聡
佐藤 聡
アル
佐藤 聡
佐藤 聡
佐藤 聡
アル
アルはキャットフードを 食べ続ける。
佐藤 聡
佐藤 聡
アル
アル
アル
佐藤 聡
オレはキャットフードを取り上げた。
そして… 猫の姿になっているアルを抱き上げた。
アル
佐藤 聡
佐藤 聡
アル
アル
猫の姿のアルはバタバタと暴れる。
佐藤 聡
アル
佐藤 聡
佐藤 聡
オレは暴れるアルを、ひょいと抱え直した。
佐藤 聡
佐藤 聡
アル
オレはアルを抱き上げたまま 自宅へと向かった。
猫の姿のアルをソファーの上へ降ろした。
佐藤 聡
佐藤 聡
アル
佐藤 聡
佐藤 聡
アル
先ほど買っておいた食材たちを キッチン台へ並べた。
佐藤 聡
オレはフライパンを火にかける。
ジュウッという音と一緒に、 部屋にいい匂いが広がっていく。
ソファを見ると、 アルは腕を組んだまま 黙ってこちらを見ていた。
佐藤 聡
出来上がった料理を見て オレは満足気に笑った。
佐藤 聡
ソファー前に置かれた机の上に 料理を並べていく。
アル
オレはアルの隣へと腰掛けた。
佐藤 聡
アル
佐藤 聡
佐藤 聡
佐藤 聡
オレは箸を持ち両手を合わせた。
アル
アルは箸を持ってゆっくりと 味噌汁の入った器を持ち上げた。
アル
ゆっくりと口元へ運び 一口味噌汁を飲んだ。
佐藤 聡
アル
アルは最後の一口まで黙々と食べ続けた。
オレはそんなアルを見ながら、 思わず小さく笑った。
第十話 ー終ー
コメント
1件
第10話、読ませてもらいました。アルがキャットフードを食べてる姿、なんだか切なかったですね…「美味しくはない」けど「これで充分」っていう台詞に、今の状況での諦めみたいなものがにじんでいて。それに対して「よくない!」ってキャットフード取り上げて、ちゃんと人間の料理を作ってあげる聡さん、良いですよね。最後の味噌汁、黙々と食べきるアルに毒味させる感じじゃなくて、ちゃんと温かいものを食べさせてあげたかったんだなあと。設定のおかしさ(元人間がキャットフード)を笑いにしつつ、優しさがちゃんと伝わるエピソードでした。