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コメント
2件
配信聴きながら書くと何故かいつも以上に捗るんだよねぇ
お茶🍵
お茶🍵
翠崎 ゆたくん
黄花 やなと
瑞紗 おさでい
僕が自分の能力に気づいた時から、約3年が経った。
あれからわかったことがいくつかある。
最初のコンマ前の数字は年数を表していて、コンマ後の数字は日数を表していること。
数字は絶対で、変わらない。
つまり規則的に毎日1ずつ減っていくということ。
そして、この運命を変えることはできない。
これらが、僕が分かっている自分の能力の全て。
これ以上は、知りたくもない。
知ったところで、ただ死を待つだけに変わりはないのだから。
翠崎 ゆたくん
ここならあまり人もこない。
翠崎 ゆたくん
ぼっちの僕にこそ相応しい席だ。
お茶🍵
お茶🍵
お茶🍵
お茶🍵
教室に入り自分の席に座ると、影を潜める。
この能力の意味に気づいてからは、人と関わることを避けるようになった。
僕は学校で孤独だ。
翠崎 ゆたくん
でも、それがいい。それでいいんだ。
これ以上、人の余命を知りたくない。
もし仲良くなった友達の数字があと、数年、数日、とかだったら辛いから。
余命を知ったところで、助けられるわけじゃない。
寿命は神様が決めた運命。
絶対に変わることは無いし、抗うこともできない。
だから僕は、自分が傷つかないために、自分を守るために、誰とも深く関わらない。
何をするわけでもなく、今日も死の恐怖にとらわれながら時間は進んでいく。
先生
チャイムと同時に入ってきた担任の声で、バラバラだったクラスメイトが席につく。
全員座ったところで、号令に合わせて挨拶をして再び座る。
先生
先生
クラスメイト
先生
席替えだけでこんなに喜ぶことができるなんて幸せだよな。
翠崎 ゆたくん
騒がしくなる教室の中、いつも僕一人だけ浮いている。
先生
黄花 やなと
瑞紗 おさでい
クラスメイト
席替えだけで、どうしてこんなに盛り上がれるんだろうか。
僕もこの能力に気づくまでは、しょうもないことでも無邪気にはしゃげていたのだろうか。
そんなような記憶もあった気はしなくもない。
気づかない方が幸せなこともあるって聞いたことがあるけど、本当にその通りだ。
この世界は気づかない方が幸せになれる。
謎は謎のままがいい。
世界の理は知らないほうがいい。
黄花 やなと
翠崎 ゆたくん
教室に響いた明るい歓喜の声にハッとして、反射的にそちらを見た。
じゃんけんで勝ったらしい男の子が笑顔でピースをしている。
瑞紗 おさでい
瑞紗 おさでい
翠崎 ゆたくん
先生
黄花 やなと
じゃんけんで勝った彼は、肩くらいまでの黄色い髪を揺らしながら席を立ち、教卓まで行く。
彼女に続きどんどん教卓へ行きくじを引いていく。
前の席の人が立ち上がってすぐに僕も立ち上がり教卓へ向かう。
翠崎 ゆたくん
極力クラスメイトにぶつからないように、極細の注意を払うけど、くじを引き終わった人とすれ違う時に当たってしまった。
翠崎 ゆたくん
翠崎 ゆたくん
翠崎 ゆたくん
誰にも気づかないようにため息をこぼしてから、くじを引きすぐに自分の席へ戻る。
引いている間に担任がホワイトボードに描いていた座席と番号を確認する。
僕が引いた数字は、窓側の一番後ろの席と一致した。
翠崎 ゆたくん
机の下で拳を握る。
僕にも、席替えで喜ぶくらいの気持ちは持っていたらしい。
先生
翠崎 ゆたくん
その声に合わせて、カバンを持って新しい席へ移動する。
僕はもちろん誰にもぶつからないよう細心の注意を払いながら、身を細めて窓側の一番後ろの席へ行く。