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3週間前、幼なじみの奏海が死んだ。 交通事故だった。
初恋だった。
何もしてあげられなかった。
なんで海斗が死ぬ必要があったのだろう。 死ぬのなら、私でよかったのに。
ショックが大きすぎたせいで、涙も出なかった。
ほんと、人生って 後悔しか無い。
朱音
……
朱音
はぁ……
莉沙
朱音ー！！
朱音
……なに？
莉沙
えと……
莉沙
ほ、放課後新しく出来たパンケーキ屋行かない？
莉沙
美味しいって評判なんだって！
朱音
……用事、あるから
朱音
ごめん……
莉沙
あ、そかそか！大丈夫
莉沙
今度一緒い行こうね！
朱音
……うん。
･
･
･
朱音
はぁ……
バサッ
朱音
……
朱音
莉沙に嘘ついて帰っちゃった……
朱音
私ってホントさいてー……
朱音
私なんて、死んじゃえばいいのに……
朱音
そしたら、奏海にも、会えるかな……
コンコン
朱音
……ん？
ガラガラ
朱音
……？
朱音
さっき誰かに窓叩かれたような……
朱音
……気のせいかな。
朱音
今日はもう早く寝よう……
猫
にゃ
朱音
……ん“！？
朱音
ね、猫！？
朱音
あ、危ないよ！！！
猫
うにゃー。
パサッ
朱音
……ノート？
朱音
（見てみるか……）
パラッ
死ぬのはダメだ。
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死ぬのはダメだ。朱音。
朱音
……え？
朱音
奏海の字……？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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