TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

君と二度目の恋をする

一覧ページ

「君と二度目の恋をする」のメインビジュアル

君と二度目の恋をする

3 - ねぇ、目を開けてよ…

♥

112

2023年01月21日

シェアするシェアする
報告する

部活で疲れた主

やっほおおおおお

部活で疲れた主

只今部活から、帰って参った((ん?どしたん?

部活で疲れた主

今日は土曜だから2本投稿するかも!

部活で疲れた主

じゃあ早速本編へ

部活で疲れた主

れっつご~!

さとみくんの勉強机の椅子に座ると、さとみくんのお母さんは 小さな声で話し始めた。

子供の頃からずっと、心臓を患っていたこと。

中学三年の三学期に症状が悪化し、高校へは行かず 病院で闘病生活を送っていたこと。

そしてー最後まで僕の名前を呼び続けていたこと……。

僕は知らない。知らなかった。

さとみくんが苦しんでいたことも、病気と闘っていたことも。

何一つ、知らなかった。

さとみ母

これをもらってくれないかしら?

手渡されたのは一冊のノートだった。

古い装丁の、分厚いノート。

ころん

日記帳、ですか?

背表紙に金の文字で『 Diary 』と書いてある。

さとみ母

あの子がずっとつけていたものなんだけど……。

さとみ母

きっところんさんが持っていてくれる方が喜ぶと思うから。

ころん

え……?

僕が持っていたほうがって、どういう意味……?

さとみ母

本当はあなたに会ったら言いたいことがいっぱいあったの……

ころん

……ッ

さとみ母

でもね……それを読んだら、何も言えなくなってしまったわ

寂しそうに笑うさとみくんのお母さんに、 僕はなんて声をかけていいのかわからなかった

受け取った日記帳を大事に抱えて、僕は小さく礼をして 迎えに来てくれた莉犬くんの元へ向かった。

莉犬

ころちゃん?大丈夫?

ころん

だい、じょうぶ

莉犬

ならいいんだけど……。

莉犬

あんまり顔色よくないし、早めに行こうか

ころん

……うん

莉犬くんと共にさとみくんの棺へ向かう。

棺の中には、あの頃よりも少しだけ大人びた雰囲気のさとみくんがいた。

ころん

さとみくん……

抑えきれず涙が溢れる。

そしてようやく理解する。

ーああ、本当にさとみくんは…死んだのだと。

ころん

どうして何も言ってくれなかったの……?ポロポロ

莉犬

ッ……ポロポロ

ころん

さとみくん……ねぇ、さとみくん……

ころん

目を開けてよ…ポロポロ

顔を上げると、遺影の中でさとみくんが微笑んでいるのが見えた。

部活で疲れた主

うぅ(´;ω;`)ウッ…泣ける…

ころん

お前が言うな

莉犬

そーだそーだ

部活で疲れた主

だってぇ(;O;)

ころん

よし!みんな!こんな主置いといて終わろ~

部活で疲れた主

莉犬

まろおつ~

ころん

まろおつ~!

君と二度目の恋をする

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

112

コメント

1

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚