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エーミール
私は一人、大学から少し離れた森の中で本を読んでいた。
そして、ふと思い出したのだ。 数日前の総統の言葉を
「本当に生徒達が大切ならば早くこちらに来た方が良い」
エーミール
昔から散々、彼の不可解な行動、言動に振り回されてきた… 流石にもうそろそろ疲れます。考えるのを辞めましょう。
エーミール
そうして、私はまた読書に戻る……
はずだった。
本に目を落とそうとする私を止めるかのように、携帯が鳴り出す。
今、鳴っているのは仕事用……つまり、大学の携帯だ。 この携帯は滅多なことがない限り、あまり鳴らない。 つまり、大学に何かあった事は火を見るより明らか。
エーミール
私は恐る恐る、携帯の画面を開く
教授
不在着信
教授
不在着信
教授
不在着信
教授
不在着信
教授
エーミール
教授
エーミール
そうして、私がネットニュースを確認しようとした次の瞬間
エーミール
教授
走れ
走れ!
私は、森から出て、急いで大学へと続く道へと走りました。
そして、上り坂を上り、ふとした瞬間に足を止めました。
……嘘だと信じたかった…そんな現実が………… 目の前に突き付けられるように…… 視線に飛び込んできたのは____
大学がある方向から立ち上る……大きな炎と煙
エーミール
エーミール
ただただ呆然と、目の前の炎を見つめ、原因を探る。
「本当に生徒達が大切なら早くこちらに来る方がいいゾ」
エーミール
「グルッペン……が?」
無意識のうちに小さく呟く。返答など、ある訳が…___
グルッペン
エーミール
そこには、新しく玩具を買い与えられたような無邪気な顔で笑う、 恐らく、今回の元凶である総統閣下様が佇んでいる。
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
グルッペン
エーミール
エーミール
グルッペン
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
エーミール
グルッペン
エーミール
エーミール
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
グルッペン
エーミール
そう言い、私は崖から身を投げた____