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中川先生

さぁ、今日から先生の変わりに皆の体育の授業を教えてくれる、黒木先生だ

中川先生

さ、黒木先生どうぞ‥

黒木先生

はいっ!黒木夏と申します!宜しくお願いします!

黒木先生

体育の先生として、なんでも聞いてください!

黒木先生が挨拶をすると

クラスに大きな

どよめきが起きた

すごく美人で男子の目は

皆、💗マークになっていた。

勇人

うぉ〜

勇人

まじか!

皆は、口々に黒木先生の

大人っぽい美しさに

驚きの声をあげた。

美優紀

(長い髪にスラリとした身長。トップモデルみたいな完璧プロポーションに加え、顔立ちは、まるで映画に出てくる女優さんみたい。)

真奈

ねぇ!美優紀…黒木先生ってすごい美人じゃない?

美優紀

美優紀

そう‥だね。だけど性格は、分かんないよ

美優紀

(こんなの面白くない)

美優紀

(勇人まで…)

美優紀

(はぁ‥来なくていいのに)

休み時間になると

黒木先生の周りにさっそく

人だかりができていた

同級生

ねぇ!黒木先生って彼氏いんの?

黒木先生

それが、いないのよ。

黒木先生

この中に彼氏になってくれる人いる?

男子たちが

はい!はい!

って先生にアピールしている。

美優紀

(ばかみたい‥)

同級生

黒木先生って何を教えてくれるの?

同級生

何が得意なの?

黒木先生

バスケかな?教えてあげるわね!

同級生

やったぁ〜!!

勇人

やったぁ〜!!

美優紀

(なによ!勇人のばか!)

美優紀

(それなら私もバスケ得意だし、黒木先生より早く行っておどかそう!)

美優紀

(私のほうが美味いはず…)

午後の授業が始まると

美しい黒木先生が現れた

同級生

おぉ〜

同級生

ナイスシュートー!

黒木先生がボールを床に

ついた瞬間

私は、直感した

美優紀

(この人きっと美味い…)

黒木先生

いくわよ!

美優紀

3、3ポイントシュート!?

美優紀

しかも、ワンハンドシュート‥キレイなシュート…

勇人

すっげ…

真奈

うわあ‥…

同級生

かっけぇ〜

黒木先生

どう?笑

美優紀

(だめだ。勝てない‥)

それから、放課後

黒木先生はバスケ部に顔を出した。

部員たちは、大喜び

黒木先生

さぁ、あたしのドリブルをカットしてみて

男子部員を相手にして

ドリブルを始めた

結局だれも取れなかった。

勇人

黒木先生すごすぎ…

勇人

はぁ‥…はぁ‥…

美優紀

はい。勇人

私が勇人にタオルを差し出そう

とした時だった。

黒木先生

黒木先生

勇人くんなかなか良かったわよ。相手の動きをもっと読むようにね

勇人

まじっすか。あざーっす!あ、黒木先生シュートのコツ教えて‼

勇人は、喜びながらコートを出ていった。

美優紀

(なによ‥…)

黒木先生は、クラスになじめて

あっという間にクラスの中心

美優紀

(あ〜あ、なんかおもんな…。図書館でも行こうかな)

中川先生

おい、美優紀

美優紀

(せ、先生?)

中川先生

美優紀、クラスは……黒木先生はどうだ?

美優紀

う‥…うん。黒木先生みんなに人気ありますよ。

美優紀

いいんじゃないですか?

中川先生

そうか。でも黒木先生

中川先生

美優紀ちゃんだけ、あたしになついてくれないんです!

中川先生

って悩んでいたぞ。短い間だから、仲良くしてやれよ

美優紀

あ。は、はい…

美優紀

(そう言われても…好きになれないよね)

私は、窓の外を見ながら、

大きなため息をついた‥

それからさらに一週間

私は、相変わらずだった。

変化があったのは、クラスの皆

なんとなく皆に気持ち悪さを感じてた

勇人

黒木様

美優紀

(黒木様‥黒木様って)

美優紀

勇人、なに?その黒木様って

美優紀

キモいよ。私、黒木先生キライ

勇人

黒木様になんてこというんだ!お前なんかと比較になんねーよ!!

美優紀

(ひどい!)

美優紀

あっそ!じゃ、その黒木様に可愛がってもらえば?

美優紀

じゃあね、バイバイ!

美優紀

(別れちゃった…)

そして異常な状態になったのは、

さらに翌週の事だった。

すでにクラス全員が黒木様と呼んで

クラス全員が黒木先生の信者のよう。

そして、黒木先生の態度もすっかり変わっていた

不気味な笑みを浮かべ、女王様か独裁者のようにふるまって

クラスの皆を支配していた。

美優紀

(な、なんなの)

私は、ホームルームの時間

黒木先生にまつりあげられた。

黒木先生

皆、聞きなさい!この中に仲間外れがいます。それは、誰ですか?

同級生

それは…美優紀さんです‼

勇人

黒木様!

勇人が手をあげて席を立った

勇人

黒木様、この仲間外れを、皆で処分してはいかがでしょうか?

美優紀

(しょ…‥処分ってなに!?)

勇人

黒木様、この教室は4階です。美優紀さんが勝手に飛び降りた。

勇人

そういうことで、どうでしょう?

黒木先生

皆の前で、美優紀さんが自殺した

黒木先生

そういうこと?

勇人

その通りです

同級生

異議なし!

真奈

異議なし!

黒木先生

異議なし‼

クラス全員が、次々にそう言って私を見た。

美優紀

(こ、殺される‼)

私は、恐ろしくなって席を立ち、

急いで教室を出た。

廊下に飛び出すと、私はいきなり

だれかに

ドシン

とぶつかった

担任の中川先生だった

美優紀

な、中川先生、助けてください‼

美優紀

黒木先生が……み、みんながおかしいんです!

中川先生

美優紀…‥だから黒木先生と仲良くしろ、って言っただろう。黒木先生の正体は…

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