橘ことは
やめてってば!
不良
気が強い女の子も好きだよ?
不良
けどいい加減諦めろよ
風間渼鈴
や、やめて下さい!
橘ことは
!、渼鈴ちゃん!
不良
あ?
不良
おっ、この前の女の子じゃん
ことはさんと不良の間に 体をねじ込んで止める。
ことはさんを守るように 腕を広げて男を睨んだ。
その男達は前に 私に絡んできた人達だった。
あの時の恐怖が蘇って 足が震える。
でも梅宮さんの 大切な人が困っているのを
無視することは 私には出来なかった。
不良
可愛い女の子が1人増えた~
不良
君も来る?
風間渼鈴
嫌です!
風間渼鈴
私もこの子も、貴方達となんて行きません!
橘ことは
渼鈴ちゃん…
不良
生意気なガキだなぁ
不良
そんなに言うなら分からせてやるよ!
風間渼鈴
っ、!
ナンパから暴力に切り替えた 男の拳が振り上がる。
咄嗟に目を瞑った、その時。
梅宮一
バギャッ
不良
がはっ、
風間渼鈴
!!、梅宮さ、
梅宮一
もう大丈夫だぞ、渼鈴、ことは
不良
テメェ!いつもいつも邪魔しやがって!
前回と違って 引き下がらない男達を、
梅宮さんは一瞬で一掃した。
地面に倒れ込んだ男達を 呆然と見ていると、
梅宮さんがこちらを振り向く。
梅宮一
2人共大丈夫か!?怪我は!
橘ことは
私は大丈夫
橘ことは
渼鈴ちゃんが守ってくれたから
風間渼鈴
!、そんな…
梅宮一
見てたぞ、頑張ったな
風間渼鈴
っ!
そう笑って梅宮さんが 私の頭を撫でる。
あの時と同じ、 胸が締め付けられる感覚。
諦めたいのに。 諦めたはずなのに。
橘ことは
ありがとうね梅
橘ことは
私は行くわ
梅宮一
おう、悪いな
風間渼鈴
?
梅宮一
俺、渼鈴に話したいことがあって
風間渼鈴
え、えと…
梅宮一
ごめん
風間渼鈴
……えっ
ことはさんが立ち去ると そう頭を深く下げる梅宮さん。
私は困惑して何も 言うことが出来なかった。






