放課後
朝陽
春生悪い今日誕生…
春生
黙れ!
朝陽
えっ…
春生
お前は…
春生
お前なんか
春生
お前なんか…
春生
(泣)
春生の目には涙が浮かんでいる
春生
もう関わらないでくれ…
ハンカチを投げ捨てた
それから春生はよく体育館を訪れる
授業を抜け出していた
春生
なんで
春生
俺は
春生
アイツなんか
春生
アイツなんか…
素直に声が出る
春生
はぁ
春生
やってられるかよ…
秋元先生
何がやってられないんだ
春生
俺わかんないです
秋元先生
何がだ
春生
俺はどうすれば良かったんですか
秋元先生
何がだ
春生
俺ってなんで
秋元先生は春生の胸ぐらを掴んだ
秋元先生
だから何をだ!
春生
自分がわかんないです…
秋元先生は手を離す
春生
朝陽のこと俺が1番応援してたはずだったのに…
春生
アイツが俺の傍から離れたら
春生
なんか素直になれなくて
秋元先生
お前は
秋元先生
依存してんだよ…
秋元先生
朝陽がいないと
秋元先生
生きていけないんだよ
春生
じゃあ俺はどうすれば…
秋元先生
どうもねぇよ
松田先生
こんなところに…
松田先生
朝陽も心配してたぞ
春生
…
春生
そうですか…
松田先生
戻ってやれ
松田先生
親友なんだろ
春生
…
朝陽
シュン…
春生
…
朝陽
悪かった…
朝陽
お前の気持ち何も考えてなかった…
朝陽
俺たちずっと一緒って約束したもんな…
朝陽
美波
美波
な、なに
朝陽
別れよう
美波
えっ…
朝陽
俺には春生しかいない
春生
な、なにを
朝陽
シュン
朝陽
このままずっと一緒にいよう
春生
…
春生
そうだな
窓に反射する景色が鮮明に見える
2人の先生は互いの手を固く包んでいた
春生は気づいた
依存は簡単には解けない
そしてその方が心地よい事を