血まみれ手品師の後悔

今日もことよと待ち合わせ。いつも同じ待ち合わせ場所に向かっていると、苦しそうなことよの声が聞こえた。

ことよが取り返そうとしているのはボクとお揃いのリボン。ボクが黒でことよが白だ。

震えることよを抱きしめ落ち着かせる。後ろには冷たくなり始めるいじめっ子。ボクはこの時初めて人を殺した。

ボクはあれから変わった。

ことよと同じ不思議くんになってずっと2人でいることにした。

ことよをいじめる奴がいたら追い返すか殺した。殺人鬼と言われるまで。

今までもこれからも

ボクがことよを守るんだ

ぶわりとなにか音がした

目の前にはふよふよと浮いている青紫色の玉。ピカピカと光っていてとても綺麗。

玉に触れると、眩しい光が目に入ってきた。

目が覚めるとそこは医務室で幹部の人たちと起きていることを兄、ことわ姉、やまの姉がこちらを見ていた。