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ここは幻想郷。 紫が洗脳され、 霊夢が異界に飛ばされた後 幻想郷の未来を守る者は 居なくなってしまった。

……しかし、幻想郷には まだ一縷の望みが残っていた。 霊夢達が紫の魔の手から 解放した仲間達が。

魔理沙

う、う〜ん……。

魔理沙

ここはどこだ……?
暗くてなんにも見えないぞ……。

魔理沙

とりあえず……起きるか…。
辺りを探せば、誰かいるだろう。

魔理沙

しっかし、凄い空の色だな……。
あの日の快晴が嘘のようだ……。

魔理沙

おっ、そこに誰かいるぞ。

魔理沙

お〜い。

おお!魔理沙さん!
よかった、無事のようですね。

魔理沙

藍……この空はなんだ?
それに……皆はどこに行ったんだ?

そのことについては
今から説明しますが……。

そうですね、
まずは皆さんの元に向かいましょう。

魔理沙

皆さん……?
他の奴も居るのか?

はい、こちらですよ。

魔理沙

ここは……どこだ?
随分散らかったり爛れてるな。

聞いて驚かないでくださいね……?

ここ、永遠亭ですよ。

魔理沙

は?永遠亭……?

はい、あちらを見ればわかります?

魔理沙

ん……?

永琳

あ、魔理沙。

良かった、目覚めたのね?

魔理沙

永琳……。
ということは、ここは……。

永琳

そうよ、永遠亭があった場所ね。

魔理沙

なぁ、説明してくれ……。
一体、何があったんだ?

1から説明すれば長くなりますが……
聞きます?

魔理沙

あぁ、説明してくれ。

信じられないとは思いますが……。

今、この幻想郷に
霊夢さんはいません。

魔理沙

何……。
霊夢、どこに行ったんだ?

恐らく、紫様と対峙した時に

どこか遠くの世界へ
飛ばされたのでしょう……。

魔理沙

なんだと……。
他の奴は無事か?

はい、霊夢さんに着いていた

仲間達は、魔理沙さんが初めて
出会った場所でお待ちのようです。

魔理沙

初めて出会った場所……。
そうか!博麗神社だ!

待ってください、そのまま徒歩で
博麗神社に向かう気で?

魔理沙

そうするしかないだろう?
近くに私達の箱舟も無さそうだし。

おかしいですね……。

隠岐奈さんが永遠亭の外で
魔理沙さんが起きたら教えてくれと
伝言を貰っていたのですが……。

魔理沙

ったく、あの賢者は何してんだ。

魔理沙

まぁいい。

とりあえず、
博麗神社に向かわせてくれ。

魔理沙

2人に話を聞けばわかるはずだ。

ふむ……そうですね。

魔理沙

それにしても……凄い景色だな……。

前まで、
この辺は緑豊かだったのに……。

恐らく……
あれが原因なんでしょうか……。

魔理沙

あれ?
あれってなんだ?

数日前、人里の方にミサイルの
ようなものが落ちてきましてね……。

魔理沙

何っ!?
それは……大丈夫なのか!?

大丈夫ですよ……他の方々が
すぐに避難させてるはずです。

魔理沙

ならいいが……
後から様子を見てみよう。

博麗神社に着いたが……。

魔理沙

おい!なんだこれは!!

巨大な岩が塞いでて
中に入れないぞ!?

あぁ……やはり……。

魔理沙

やはり……?
藍、お前何か知ってるのか?

この岩……どこかで
見たことありません?

魔理沙

これは……。
天界にあった要石とかいうやつか?

そうです。

恐らく……何者かが天界を襲撃して
天界が地に
落ちてきたのでしょうか……。

魔理沙

お前はなんでそんな冷静なんだ……。

私は永遠亭の方で
見ていたんです……。

博麗神社、紅魔館……
それから人里と、様々な地が
立て続けに被害に遭う様子を……。

ですが……ここまで
酷いのは想定外ですね……。

紫様は何のためにこんなことを……。

中から話し声が聞こえる。

魔理沙

ん?なにか聞こえるぞ……。
中に誰か居るんじゃないか?

魔理沙

何を話してるんだ?

岩に耳を当てると……。

???

……し……の?

魔理沙

なんだ?
あんまり聞こえないな……。

???

……界が……され……。

???

……で……一部が……きて。
……社か……れ……く……た。

魔理沙

ふむ……。

魔理沙

なぁ、もう少しはっきりと
声が聞こえるようにならないか?

うーん……そう言われましても、要石を
どかす手段は無さそうですね……。

魔理沙

仕方ない……ここは
一旦離れるしかなさそうだな。

魔理沙

……(あれ?そういや……硬い岩を
壊せる奴とか
仲間に居たような気がするなぁ……。)

……?
どうしました?

魔理沙

い、いや……なんでもない。
とりあえず、次は紅魔館に行くぞ。

はい。

紅魔館前

魔理沙

来てみたはいいが……。

やはり……粉々ですね。

魔理沙

まぁ…紅魔館が粉々になるのは
いつもの事だから良いとして……。

魔理沙

問題は中だ。
どうやって中に入ればいい?

巨大な瓦礫だらけで何も見えないぞ?

この感じじゃ、
到底中に入れそうもないですね……。

魔理沙

また話し声が聞こえるな……。
何を話しているんだろうか。

耳を澄ませる。

???

はぁ……私は
これからどうすれば……。

???

彼の頭に葉っぱが生えてから……、
紅魔館が被害に巻き込まれるし……。

???

こあも美鈴も居ないし……
私1人でどうすればいいの……?

???

誰か……ここにある
瓦礫をどかしてくれないかな……。

???

力持ちそうな子が居れば、
どかせそうね……。

離れていく。

魔理沙

……どっか行っちまった。

ふむ……恐らく声の主は
レミリアさんでしょう。

魔理沙

紅魔館も現状は入れそうもないな……。

そうですね……。

魔理沙

そうだ、人里に行こう。

きっと、誰かが
解決法を知ってるかもしれない。

そうですね。
では、行きましょう。

人里に着くと……。

魔理沙

えっと……これは、
どう言う状況なんだ……。

そんな……まさか……。

人里の真ん中に巨大なロケットが 刺さっている。

他の方々は何処へ……?

魔理沙

この辺には
色んな建物があったよな……?

鈴奈庵に……鯢呑亭に……。

魔理沙

ま、まさか……このロケットが
人里全体を丸々、
滅ぼしたとでも言うのか……?

信じたくないですが……
そういうことでしょう……。

魔理沙

紫の奴……何が好きでこんなことを……?

分かりませんが……恐らく、紫様と
一緒にいた男の企みでしょうか……。

すると……。

魔理沙

ん?なんだ?

ロケットの頭に着いていたものが 離陸した。

魔理沙

う、動いた!?
おい!どこに行くんだ!!

魔理沙さん……
これからどうしますか……?

魔理沙

私は諦めたくはない。

この絶望的状況だからこそ、
歩き続けるんだ。

魔理沙

きっとどこかに生存者が居るはずだ。
辺りを散策するぞ。

そうですね。

私は死ぬまで
魔理沙さんにお供しますよ。

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